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どうした原口一博:ロマン優光連載245

どうした原口一博 連載
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参政党に所属している人間がDS陰謀論を説いたり、富士王朝の存在を信じていても、参政党は何か発言するべきとは思ったりはしない。

なぜなら、参政党はそういったタイプの人を多く集めて成り立ってる政党であり、「あいかわらずだなあ」と思うぐらいだ。参政党自体にそういった問題があるのは最初からわかっているので、そういったことも既に折り込み済みだからである。

しかし、立憲民主党は党の方針としてはそういう党ではないだろう。少なくとも、今までは。それなのに、あのような一連の原口発言に対して何も言及しないでいる。どう考えてもおかしな発言に対して反応しない様子を見ているうちに

「あの発言をおかしなことだと気付いてないくらい呑気なのもしれない」

「おかしいと思ってないばかりか、積極的に支持しているのかもしれない」

「おかしいと思っているが原口氏に気を使って言えないのかも」

「みんな原口氏に興味なくて気付いていないのでは」

などと色々な考えてしまう人が出てきても不思議ではない。

自分に関していえば、まさか積極的に支持しているということはないと思いはするが、ほんとにどういう風に考えているのかわからなくてモヤモヤしている。

議員が個別に原口氏に対して言及しろとは思わない。しかし、党としての見解は出した方がいいのではないだろうか。それは責任という話でもあるが、それくらいのこともできないようでは実務能力に対する不信を増大さすだけなのではないかと思う。

普通に考えて触りにくくて困っている状態なんだろうなと思っているが、万が一、原口発言絶対支持を打ち出してきたら、もはや、ただ笑うしかないのである。

 

〈金曜連載〉

写真/原口一博(2020年6月16日・立憲民主党街頭演説)

PROFILE:
ロマン優光(ろまんゆうこう)
ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『日本人の99.9%はバカ』『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。
twitter:@punkuboizz

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