361回 江口寿史の炎上問題
10月3日に突如勃発した江口寿史の炎上問題。今、現在も拡大していく一方である。
事の発端は3日の江口氏によるXの投稿。
ルミネ荻窪で10月18、19日に開催されるイベント・中央線文化祭2025。その宣伝のために江口氏による女性の横顔が描かれた特大ポスター荻窪駅に貼り出されていたのだが、そのイラストはInstagramに流れてきた現在の写真をもとに本人の許諾なしに作成されたものであることが語られており、人々を驚かせた。
女性はミスiD2022グランプリで執筆やZINE制作、Podcast番組の出演・制作、モデルなどの活動を行っている金井球氏。
同日、江口氏の投稿を受けて金井氏はその投稿に引用RPする形で、
(わたしの横顔が、知らないうちに大きく荻窪に……!?)
と、お問合せをしたところ、直接ご連絡をいただき、このようなかたちとなりました。
金井球と申しまして、嫌いな食べ物と愛用しているお風呂用洗剤があります。わたしはわたしだけのものであり、人間としてさまざまな権利を有しております。
と投稿。
他の投稿では自身でルミネに電話したことや、事後ではあるが、クレジットを入れてもらったことや使用料が払われたことが語られている。
もとの写真と見比べてみると、参考にして描いたとは言えないレベルで同じだった。
ルミネ側は3日にポスターの一時撤去を告知、6日にそのイラストを今後一切使用しないこととイベント内で行われる江口氏の出演する予定だったトークショーの中止を告知した。
その後、他の人から自分も無断でイラストにされたという証言が出たり、雑誌などに掲載された写真をなぞっている作品が多く発見される事態に発展。中央線文化祭2025のポスター以外にも江口氏が権利者に無断でイラスト化しているものが多数あるのではないかという疑惑が膨れ上がっていく一方であり、江口氏のイラストを使用していた企業・自治体も続々と声明を出している。
デニーズとクレディセゾンは事実関係の確認とイラスト使用の一時停止、Zoffは2018年のキャンペーンで使われたイラストについて調査、千葉県柏市は市制施行70周年記念のイラストの公開と展示の一時停止と本人への聞き取りを発表、今後も続くところがありそうだ。