一番イタいファンを持つ球団は
日本で最も人気のあるプロスポーツと言えば野球にほかならない。
日本プロ野球には、セ・リーグとパ・リーグの2つのリーグがあり、それぞれに6球団、合計12球団が所属していることくらいは、一般的な日本人なら誰でも知っているところ。そしてその12球団それぞれに熱狂的なファンが存在する。
ファンの傾向や体質は球団ごとに大きく異なっていたりもするのだが、正直、野球好きの者以外にとっては理解し難かったり、彼らの自意識が鼻につくと感じることも少なくない。そこで12球団のファンがいかに鼻持ちならないかについてランキング形式で紹介していきたいと思う。まずは12位、つまりもっとも鼻につかないファンを持つ球団からスタート。
12位 北海道日本ハムファイターズ
オリンピックで日本人が日本代表選手を応援するのが当然のように、北海道民が北海道をフランチャイズとしている日本ハムファイターズを応援するのは自然すぎる話。まったく鼻につかない。
過去にダルビッシュ有や新庄剛志など華のあるスターが在籍していたり、中田翔のような長打を打てるわかりやすい人気選手がいたなど、ファンになってもおかしくないポイントが多い。甲子園でヒーローだったハンカチ王子・斎藤佑樹をドラフトで引き当てるなどくじ運も良い。斎藤自体は実力が伴わず人気倒れに終わったが、人気だけはあったことは衆目一致するところ。
そして何と言ってもドラフト単独1位で獲得した大谷翔平を本人の意向通り二刀流で使い、現在のメジャーでの活躍に繋げるなど育成力にも定評あり。ただし斎藤佑樹の育成には失敗しているわけだが…。何にしても北海道出身者が日ハムファンと言っている分には、違和感なし。
11位 オリックス・バファローズ
ファンが鼻持ちならないとかいう以前にファンが周囲にいない。一般人はとにかくオリックスファンに会ったことすらないはず。今の主力選手は誰なのかも不明。
かつてメジャーに行く前のイチローが所属していたなぁと思い出せるのと、あと近鉄バファローズを吸収合併したはず。しかし普通に考えると、オリックスの前身の阪急と近鉄のファンが全部オリックスのファンになってもいいはずなのにファンが見当たらないというのも不思議な話。
一流経営者として有名なオーナーの宮内義彦は超有能なのに、不人気球団と損切りして経営に力を抜きすぎ。結果、非難に値するファンすらいないような超超不人気球団となった。
10位 読売ジャイアンツ
昭和の時代、子供に人気のあるものの代名詞が「巨人・大鵬・卵焼き」とされたほどの言わずと知れた超人気球団。
かつてシーズン中はテレビで毎日のようにナイター中継されていたこともあり、気がついたら巨人ファンになっていたミーハーだらけ。日本で一番発行部数の多い読売新聞が親会社なので、どうしても目に入ってしまいファンになってしまう者も少なくないはず。
「プロ野球はどこが好き?」と聞かれて「巨人」と答える人は、物事をあまり深く考えない人なんだなと思うだけで、ただの平民。まったく鼻につかない。
あと優勝回数も多いので、それもあってとにかくファンになる人は凡人。
ただし、あえての巨人ファン感を出してくるヤツは、そこそこ鼻持ちならない。あと「我が軍」「巨人軍」「紳士たれ」とか巨人用語を使うファンは影響されやすいんだなと微笑ましく見てあげよう。