ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平選手の通訳を務める水原一平さんが、違法賭博に関与していたとしてドジャースを解雇されました。これにより「大谷さんのメンタルが心配」などの声が上がってますが、この騒動、水原さんこそ被害者ではないでしょうか。
大谷=被害者、水原さん=加害者という構図への違和感
3月21日、日本中に激震が走りました。ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平選手の通訳を務める水原一平さんが、違法賭博に関与していたとしてドジャースを解雇されたのです。
大谷選手いるところには水原さんありといった様相で、大谷選手とは、ただの選手と通訳を超えた間柄であることがことあるごとに報じられていました。そんな水原さんが違法賭博に手を染め、しかも報道によれば大谷選手の口座から少なくとも日本円にして6億円を超える額が盗まれ、違法ブックメーカーに振り込まれていたといいますから、本当ならば、恩人大谷選手に対して裏切りもいいところです。まあ、当初水原さんは借金返済を大谷選手に頼み、大谷選手が送金したと証言していたことから、そちらの証言が正しいのであれば、水原さんは単なるギャンブル狂いで、大谷さんに泣きついただけ、とも言えますが。
いずれにしろ、大谷選手とセットで一挙手一投足が伝えられていたことから、大谷選手の好感度が水原さんにも付与され、少なからず好感度が高い人物であったにも関わらず、そのイメージが地に落ちてしまったことに変わりはありません。しかし、大谷選手=信頼していた水原さんにカネを奪われた被害者、水原さん=ギャンブル狂いで恩人大谷選手のカネを借金返済にあてた加害者、という構図に関しては違和感を禁じえません。
分不相応なものを手にしてしまった水原さん
水原さんは大谷選手専属の通訳となったことで、人生が変わりました。
元々、北海道日本ハムファイターズの球団通訳だった水原さんでしたが、ファイターズに所属していた大谷選手のロサンゼルス・エンゼルス移籍に伴い、大谷選手に引き抜かれ専属通訳として帯同。アメリカのメディアによると、現在の水原さんの年収は日本円にして約4500万~7500万円とのこと。大谷選手の年収とは比べ物にならないにしろ、いち通訳の年収としては破格の額です。水原さんは大谷選手と出会ったことで、異例のアメリカン・ドリームを手にしたわけです。