筋肉とは動物が身体を動かすために必要な組織のひとつで、生きるために不可欠なもの。しかし昨今、「その筋肉って生きるために必要ですか?」と問い質したくなるような筋肉を付けたがる輩が多い。そんなムキムキ野郎のバカさ加減を見てみよう。
「守るものができた」と言い訳する松本人志
40代、50代以上の読者なら覚えているだろう。古代ローマ戦士のような衣装を来て、胸の筋肉をピクピクさせながらCMで『エンゼル体操』を披露していた、元祖ムキムキマンを。そして「ピクピク動くは大腸菌、ミルミル飲むならビフィズス菌」のネタで『お笑いスター誕生!!』を8週勝ち抜いた、ぶるうたすを。
そう、マッチョでムキムキの筋肉をネタにする芸人やタレントは昔からいた。最近で言えば、なかやまきんに君などはそれに当たるだろう。まあ、ボディビル関東オープンで2年連続2位になったり、日米親善グアムボディビルで3位というのはやりすぎ感が否めないが、それでも筋肉をネタにしている芸人であることには間違いない。
それに対して、ネタでもなければ笑いにもしないのに、やたらと筋肉を鍛えている芸人が最近多すぎると思わないだろうか?
その代表格が松本人志。
以前は芸人が筋肉を付けることに反対していたのにも関わらず、今や完全にプロレスラー体型。それを惜しげもなくメディアに晒し、笑いにもしないことすらある、体たらくっぷり。
松本人志は筋肉ムキムキになった理由をこう語る。
「結婚して守るものができたときに、筋トレで身体を作り上げる必要があることに気付いた」