「そのブログが流出してすぐにその教師は退職届を出したそうですが、学校側は不受理で懲戒免職処分にしたそう。というのも、学校側は2年前から2人の交際があったことを気づいていて、注意し続けて一度は別れさせたそうなんです。なのにその後も関係を続けていた教師の悪質さを理由に、退職届を突っぱねたと聞いています」
そこまでいくと、単なる性欲のはけ口にとどまらず生徒にガチ恋してた感もありますね。既婚者のクセに。
「ブログが流出した時点では、相手の女生徒はもう卒業してたみたい。でも、その先生は学校では爽やかなハンドボール部顧問で通ってて、生徒からの信頼も厚いタイプだったので、当時まだ在籍してた生徒たちのほうが動揺が大きかったですね」
生徒の前でいい顔をしている教師ほど、そのストレスが性欲に向かってしまう例は少なくないのかもしれません。東北地方出身の北村さなさん(仮名・23歳)もまた、同じタイプだった中学校時代の恩師が堕ちていったそう。
「強豪校の吹奏楽部に所属してたんですが、その顧問が私が卒業してから3年後に部員の女子生徒を盗撮して懲戒免職をくらったと聞きました。朝・夜・土日の練習は当たり前で指導も厳しいけど、毎日欠かさず部員全員の日誌にコメントをくれるような熱心なタイプで、部員は口を揃えて『あの人が人生でいちばんの恩師だ』と言ってたのに……。そんな人が盗撮なんて、最初はまったく信じられませんでした」
北村さんがかつての仲間から聞いた情報をまとめると、その顧問・T先生は、生徒がふだんから着替えに使っていた用務室に録画状態のままでiPadを仕込んでいて、それを見つけた部員のひとりが親に伝えたことで事態が発覚したそう。後日、事実確認のために校長がT先生を呼び出したところ、「自分に負けました」と罪を認めたんだそうです。
「県のニュースで報道されてからも、教え子たちが事実を受け入れるには時間がかかりました。厳しい練習に耐えたぶん、部員間の仲もよくて卒業後もよく集まってたんですが、それもパタリとなくなっちゃいました。ほんとは、成人式を迎えたら先生も呼んで皆でお酒を飲む約束をしてたんですけどね」
とはいえ、北村さんはT先生と接していた頃から少しの違和感は感じてたんだとか。