「高校時代に通っていた塾で自習中、受験勉強の疲れがたまって倒れちゃったんです。で、目が覚めたらなぜか人が来ない小さな倉庫で、私の担当だった当時29歳の男の先生に膝枕されてました。びっくりして起き上がろうとしても、『まだ寝てなさい』って押し戻されて、『僕が見ててあげるから』ってキスまでされて……」
これ、れっきとした性犯罪だと思うんですが、水戸岡さんはその講師のあまりに自然な動きに抵抗する隙もなかったそうです。
「当時はただ水に流すしかなかったけど、正直、いつも頭の片隅にその日のことがずっと残ってて、少なからず受験勉強に支障は出ていました。私が悪いわけじゃないけど、私のために高い授業料を出してくれていた両親とも顔を合わせづらくなった。それに、私は本番行為は免れたからまだよかったけど、あの流れで致してしまう子も全然いると思う。正直、いつか子供ができても絶対に塾には通わせたくないです」
先生と生徒という形は一緒でも、放課後のプライベートな時間と捉えてしまうと、線引きが曖昧になっちゃうのでしょうか。恐ろしい話ですね。
この世はヘンタイ教師だらけ
今回の取材でなにより驚いたのは、「身近に変態教師がいたことがありますか?」という質問を10人にして、うち8人が「はい」と答えたこと。
全員が直接の被害にあったわけではないですが、「クラスの女子の顔や背中を触ってたデブ教師がいた」「彼女がやたらと男の先生とのマンツーマンの補習に呼ばれていた」レベルの体験は高確率で皆、遭遇してきたようなんです。
生徒を正しく導くためにいるはずの先生のなかに、そんなに邪な思考の持ち主が潜んでるって、まあまあな恐怖ですよね。生徒が教師を選ぶことは難しいからこそ、何とか変態教師への対策が強化されることを祈るばかりです。