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ちゃん系ラーメンと凪は本当に無関係なのか?

グルメ&ライフ
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首都圏に急増中の〝ちゃん系ラーメン〟。以前から〝ラーメン凪〟との繋がりを噂されているチェーンなのだが……。

君は〝ちゃん系ラーメン〟を知っているか。店名に必ず「〜ちゃん」と付き(もしくは「〜ちん」とかそういうの)、看板には赤字に白い文字で「中華そば もり中華」とデカデカと書かれている、首都圏に急増しているラーメン屋のことだ。ミシュランに掲載されている店舗もある。

ラーメンとしてのジャンルは「ネオノス系」と呼ばれ、化学調味料の味がピリリと光る、ちょっと懐かしい醤油ラーメンを提供している。味はどの店も同じだが、マニアからしたら全然違うらしく、店ごとに評価は異なる。ちなみに系列店でもないらしい。

そんな〝ちゃん系ラーメン〟が実は昨今、大量の煮干しを投入することで有名な〝ラーメン凪〟の跡地に次々とオープンしているのだ。

そうなると、当然〝凪〟と〝ちゃん系〟の経営は同じなのだろうと考えるのが普通だろうが、これが違うのだとか。当の〝凪〟がこう断言している。以下は「Smart FLASH」の記者と凪スピリッツジャパン(凪の経営母体)とのやり取りである。

——出店ラッシュを続ける「ちゃん系ラーメン」の店舗は、凪さんの系列じゃないかという噂が立っていますが?
「あー、うちとは基本的には繋がりはないところなんですが……」
——ことごとく凪さんの跡地に出店され、大宮では「生田庵」という店名になっています。これは、社長の生田さんから取っているのでは?
「うちでも、ちょっとわかりかねますね」

全否定である。

ここで名前が上がっている取材相手でもある生田は、凪スピリッツジャパン社長の生田悟志。優秀なビジネスマンとして知られている男である。

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ナギチャンラーメン開店

生田社長によると、〝凪〟と〝ちゃん系〟は無関係であるらしいが、この度、閉店した新宿歌舞伎町の「すごい煮干ラーメン凪 別館」の跡地に、なんとと言うべきか、やはりと言うべきか、〝ちゃん系〟の新店が10月28日にオープンしたのだ。

その名も、「ナギチャンラーメン」……は!?

「ナギ」の文字があるのは偶然の一致? いやいやこれが、公式の凪の直営店らしく、生田社長のふざけたポスター(「元気ハツラツ!」オロナミンCのパロディ)も店内にあるとか。ふざけてやがる。

まあ歌舞伎町の「凪 別館」は、味が微妙で客も少なかったから、この謎の完全開き直りな「ナギチャンラーメン」オープンは英断と言えるだろう。歌舞伎町では、どんどん有名な飲食店が閉店しているから、話題の新店の登場はありがたい。

ただ、インタビューで嘘を言うのはよくない。本人の言葉なのだから真実だと読者は思うはずだ。

「凪とちゃん系は無関係」は99.9%嘘である。こうなったら、その嘘を突き通して、「凪とちゃん系は無関係」を装う白々しさをエンタメにすべきだ。それとも、次の一手は既に考えていたり? 今後も〝ちゃん系ラーメン〟から目が離せない。

 

文/秋ゲルゲ康

 

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