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大森靖子の騒動:ロマン優光連載193【2021年08月20日記事の再掲載】

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内輪のコミュニティーの中で本人たちが良しとしているけど世間にはわかりにくい関係性というものがあるのは確かで、断片的な情報だけで杓子定規に判断することはできないし、全てがネガティブなものであるとは限らない。

しかし、内輪の関係性というのは歪なものになってしまっても、本人たちは気づかないということがあり、本人たちが良しとしているからといって、ネガティブなものでしかないという場合も多々ある。そういった関係性は、外部に向けた明快な説明がなければ、実際にどうであろうと内輪以外からはネガティブなものと判断されるだろう。説明したところで内部の論理が外部に理解されるかどうかはわからないし、無駄な行為かもしれない。ただ、外部に説明するという行為によって、自分たちの関係性を明確に把握することができる可能性はあると思う。

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荻上氏がラジオで語っていたことは正論であって示唆にとんでいたのだけれど、それを本人が受け入れるかどうかはわからない。どういう風に解釈されようが、ファンを含めた「大森靖子」だけがわかっていればいいというのが、大森靖子という人の今までのあり方だった。アーティストとしてキャリアを重ね確固たる地位を築いたり、メジャーレーベルと契約しているアイドルグループの運営としての側面も持つようになってしまった以上、それが許されない立場になってしまったといえば、そのとおりだ。

まあ、世間が許そうがどうしようが、そんなことは彼女にとってどうでもいいことだろうけど。

 

〈金曜連載〉
画像/「PERSONA #1(通常盤CD+スマプラ)」大森靖子

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PROFILE:
ロマン優光(ろまんゆうこう)
ロマンポルシェ。のディレイ担当。「プンクボイ」名義で、ハードコア活動も行っており、『蠅の王、ソドムの市、その他全て』(Less Than TV)が絶賛発売中。代表的な著書として、『日本人の99.9%はバカ』『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』(コアマガジン刊)『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)などがある。
twitter:@punkuboizz

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