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川口市は本当に危険なのか?クルド人とパトロールして考えた

社会
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クルド人が多く生活する埼玉県川口市ではトラブルが続出しているという。川口の治安は悪化しているのか? ノンフィクション作家の西牟田靖氏がクルド人による巡回パトロールに同行し、彼らの本音を探った。※本稿は2023年12月発売の『実話BUNKA超タブー2024年1月号』に掲載されたものです。
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川口市などでのクルド人の問題行動が度々報道

東京に程近い、埼玉県南部に位置する川口市や蕨市。その一帯にはトルコの少数民族クルド人が、川口市だけで推定で約3000人住んでいる。

彼らはトルコ、イラク、シリア、イランに国境を引き裂かれた、国を持つことができなかった悲劇の歴史を持つ民族である。そんなクルド人に関するネガティブな情報が今年に入ってどっと増え、ネット上で目にする機会が珍しくなくなった。というのも、地元住民からの苦情がSNSに記されたり、報道されたり、または地元の市議会議員に寄せられるようになったのだ。

迷惑行為はこうだ。 未成年の若者が改造車で危険運転を行ったり、コンビニ前でたむろし騒いだり。駅前でしつこく女性に声をかけ追い回したり、ゴミ出し分別をまったくしなかったり。彼らが生業としている解体業者の資材置き場付近の住宅地の狭い道を爆走したり、過積載で高速を走ったり、ドラッグストアに解体屋のトラックを無断駐車し続けたり。

地元の新聞によると、迷惑行為の範囲を超えた行為もちらほら起こっている。

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無免許で運転して事故を起こすも弁償しなかったり、連続で空き巣に入ったり、日本人女性を多目的トイレに連れ込んで無理矢理行為に及んだり……。

このような危機的な状況を受け、昨年、奥富精一市議など自民党系の市議会らが意見書を作成。川口市議会の6月定例会で「一部外国人犯罪取締りに対する意見書」が採択されるに至った。埼玉県警はパトロールを強化。川口市議会議員などによる夜回りも頻繁に行われるようになった。

にも関わらず翌7月には、地元の安全を脅かす、大きな事件が起こった。

『病院でクルド人「100人」騒ぎ、救急受け入れ5時間半停止 埼玉・川口』(2023/7/30・産経新聞)

また同月、14歳のクルド人少年が、川口市内のショッピングモールで、点火した煙幕花火を投げ付けるという事件が発生。脅迫容疑で数日後に逮捕(翌月には威力業務妨害で再逮捕)されるという事件が起こってもいる。

「立腹…14歳が喫煙、商業施設で音楽爆音 出禁にされ花火投げ込む『外国人の僕だけ悪い事すると差別される』」(2023/8/3・埼玉新聞)

病院での騒ぎを起こしたクルド人の男たちは殺人未遂の疑いで7人が逮捕されるも、原因が明かされることなく不起訴処分となり解放された。後者の件で逮捕された少年は一時、鑑別所に収容されるもやはり短期間で解放された。また、両者の事件は同じ一族の者が起こした事件だということが、取材するうちにわかってきた。

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クルド人によるパトロールへの取材を申し込む

クルド人自身が夜回りパトロールを行っている。そのことをX(旧ツイッター)で知った。

日本クルド文化協会のアカウントによると、「私共、協会メンバーは地域の方々と共に蕨駅前をはじめ、公園、コンビニエンスストア、ご指摘をいただいております集合住宅、店舗などのパトロールと清掃活動を行ってまいりました。今後ともパトロールを行うと共に、同胞へのマナー、ルールの周知を行ってまいります」とのことだ。

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