クルド人の若者たちは同胞の迷惑行為をどう思っているのか
パトロールの後、参加したクルド人男性のうち、若者何人かに後で話を聞いた。そのやりとりは次の通りだ(発言主の特定をさけるため分けて書かないことにした)。
――同胞のマナーの悪さについてどう思いますか? 例えばゴミの分別については。文字が読めていないのではないか?
「読めていると思います。だけど残念なことにあえて無視しているんでしょう」
――蕨駅前でナンパをしていて、日本人女性が困っていると聞きます。
「大したことじゃないですよ。僕たちは日本人に比べると顔が派手。見つめてるだけでも、そう見られてしまうんだと思うんですよ」
――暴走行為をする若者についてはどう思いますか?
「誰がやっているかは知っています。免許を持っている友人が運転していたとき、むりやり割りこんできたので。彼は危ない運転をしていてほんと迷惑です。注意しても聞いてくれないし、それどころからケンカになってしまいました」
――みなさん、免許を取得して運転している?
「もちろんです。運転免許については、数カ月分の電気代や水道代の支払いのお知らせと、パスポートなどを持って行って、鴻巣の試験場で免許を取ります。日本語が得意でなくてもとれるように教えてくれます」
――コンビニのレジで何か声をかけてましたね。
「コンビニ前でたむろすることについてとか、ゴミの分別についてとかです。すると対応してくださった店長さんがこう言ってくれました。『皆さんのおかけでほとんど集まらなくなりました。ありがとう』と」
――7月の病院での騒ぎやショッピングモールでの事件については? 同じ一族の人間が起こしたと聞きました。
「そうなんです。特定の一族のことを悪く言いたくないですけど、あの一族は本当に問題が多いんです。僕たちに取り締まる力がないから申し訳ないです」
話を聞いていくつかわかったことがある。以下、列挙してみる。