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川口市は本当に危険なのか?クルド人とパトロールして考えた

社会
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日本にやってくるクルド人は小学校を卒業していない人やそもそも学校がない村もあったりして、勉強をする機会がなく大人になった人が多い。そうした親は教育の価値がわからず、連れてきた子どもを中学校もちゃんと行かせなかったり、子ども自身が日本語での教育についていけなかったりした結果、中学校を出るか出ないかの状態で、解体屋で働きはじめるケースが大多数なのだという。

「男の子は中学校を出ると働き手になってしまう傾向が強い。現場社会での経験が学校教育の意義を上回ってしまう。そういう子が暴走行為に走ってしまうんです」(松澤さん)

学校に行かず、クルド人社会で生きていると日本の習慣を学ぶ機会がなく、アイデンティティーの問題を抱えたままだ。そうしたことも悪さをする背景にあるのだろう。 日本にいるクルド人はまだまだ少ない。それでこのような大事に発展してしまっているのだ。

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もし今後、彼らの人口が多くなり、なおかつ日本になじめない子どもたちが増えたらどうなるのか。中国残留孤児の一族の2世が結成した怒羅権(ドラゴン)のような集団となって、地域の治安を乱すのではないか。さらに騒動が大きくなり、フランスのようになってしまわないか。日本政府は今後、移民を増やそうとしているが、本当に大丈夫なのか。仮放免の人たちを全員帰国させろという声も聞こえてくるが、それに関しては、ここでは結論を出さない。少なくとも国がやることは、日本人も外国人も双方が幸せを追求できるような環境作り。それに尽きるのではないか。

 

取材・文/西牟田靖
初出/実話BUNKA超タブー2024年1月号

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