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「某芸人の痛ファン」騒動で思ったこと:ロマン優光連載286

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それはさておき、一般的な地下アイドルは別にトークが上手くなることや笑いがとれるようになることを目指して活動しているわけではないし、一部の例外を除けば、そういったタイプのイベントをそのアイドルに関して知識も思い入れもない人からみてみたも、別に面白くもなんでもないと思われるのが普通だろう。推しがそういう場で面白い人(強烈で独創的な個性がある場合も含めて)であったり、イベント内容自体に面白くする工夫がこらされている場合、普通に観に行けばいいから何も困らない。その一方、つらいものもやっぱり多い。

そういうものでも、推しがやっているので面白く思えたり、そのつまらなさを含めて楽しめたりできれば観に行けばいいのだけれど、あまり楽しめずにSNSで感情的な文句をいってしまうようなら、そういうイベントは干せばいいだけだ。自分が楽しめるタイプのイベントにだけ参加すればいい。

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このように色々あるけれど、前提として、推しのパフォーマンスへの不満やダメ出しをオタクがわざわざ本人に伝えたり、SNSでやる必要はないと思うのだ。何がなんでも推しを全肯定しろという話ではなくて、不満があるならば、単に言及せずに黙っておけばいいだけではないかと思う。

本人にそういったことを意見するのはリアルな関係性と信頼関係のある運営・関係者・友人・家族の役割であって、オタクのやる仕事ではないと思う。オタクがわざわざやらなくても、本当にそういった問題があれば周りの人が気付くし、本人に言っているだろう。なんなら、推し本人が自分で気づいている。他のオタクが言ってないから、推しのためにも自分が発言してあげなければと思う必要はないのである。もし、そういうことに気付ける人が周りにいないような困った環境であったり、周囲の人に言われても是正できないような状態だというなら、オタクが何を言ったところで何か変わるわけがないし、やるだけ無駄でしかない。耐えきれないなら、黙って去ったほうがいいのではないかと思う。

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