誰かを推す理由は人によって様々だ。アイドル現場だったら、顔、雰囲気、曲、ステージング、物販での対応等、色々な理由で推しを選んでいく。たいていの場合、割合こそ人によって違うが複合的な理由で推しを好きになるものだが、別に曲もライブも特に好きではないが、顔が好きだから推している人だって当然いる。
例えば、顔ファンなだけでライブにも楽曲にも興味がなくても本人に会えただけで最高と思える状態だったら、別に問題はない。その喜びよりも、ライブに対する不満とか文句が上回るようになって、我慢しながらいくようになったら、そこを離れたほうがいい。
無理して我慢しているようなオタクは愚痴や文句が多くなり、周囲に撒き散らすようになる。SNSで本人や他の不特定多数のオタクに伝わるように発言してしまうようになると、ろくなことにはならない。推しは人間だし、人間だから自分に関することに関してネガティブな発言をするような人を好きになるわけがないのが一般的な話だろう。推しに関して好き好き発言をしていても、本人がやっていることを否定するようなことを言っていれば、本人の人格を否定しているようなもので、嫌われても仕方がない。当然ながら良いと思って観ている他のオタクにも嫌われる。
言われてる推しも不快だし、他のオタクも不快だし、本人も他のオタクに嫌われる環境にいるのはストレスだろうし、なにより推しに嫌われるなんて望んでもないだろう。そんな誰も得をしない状況をつくるくらいなら、なによりも自分のために離れたほうがいい。
推しの活動の方向性が変わってしまうことがある。グループ自体の方向性が変わる、別のグループに移る、活動ジャンル自体が変わる、理由は様々だが、そういうことは地下アイドルにはよくあることだ。そうした場合、それが好きになれたり、無理しない程度に楽しめればいいのだが、どうしても自分に合わないということもよくある。推しに会いたいからといって、無理して我慢しながら現場に通ってもストレスがたまるし、そういうストレスは推しにも周囲にも自分にも良い結果を生まない。
地下アイドルのトークイベントや音楽のライブ以外のお笑い要素をいれてみたようなイベントが必ずしも面白いわけではない。そういう場で面白い人のほうが珍しいくらいのものだ。地下アイドルはステージで歌ったり踊ったりするのがメインだ。接触がメインだと考える人もいるだろうが、自分はそういうふうに考えている。まあ、オタクと接触したくてアイドルに憧れる人もあまりいないだろうし（絶対にいないとは言えない）、普通はステージに立ってライブをやることに憧れてアイドルになるのだと思う。
