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52本目・『現代任侠史』その4:杉作J太郎のDVDレンタル屋の棚に残したい100本の映画…連載88

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特撮時代劇ドラマ『仮面の忍者赤影』にも出てる。50年以上前で、その頃は金哉。鈴木金哉名義である。

赤影では悪の忍者。パリオリンピック開会式にも負けていない色彩と粉飾がほどこされた悪の忍者である。話数またがりの大きな悪役で何度か出ているがおそらくどちらも最終的には絶命しているだろう。

かといって人相は悪くない。

むしろ福々しく軽快で気のいい雰囲気が漂う。

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『現代任侠史』で演じたエロ本露天商はそんな鈴木康弘さんの魅力がストレートにかなり出ている。

路上で射殺された『仁義なき戦い代理戦争』の杉原役も奈辺悟に射殺さえされなかったら陽気で気のいい快活な人物だった。

そう。

気のいい。

気のいいエロ本屋。

気のいいエロ本露天商。

それが鈴木康弘さん演じるエロ本露天商だった。この項、つづく。

『現代任侠史』(1973年・東映京都)

出演/高倉健、梶芽衣子、笑福亭仁鶴、北村英三、青木卓司、田中邦衛、南利明、郷鍈治、成田三樹夫、中村英子、夏八木勲、沢彰謙、有川正治、北沢彪、川谷拓三、阿波地大輔、舟橋竜次、堀正夫、成瀬正孝、鈴木康弘、岩尾正隆、野口貴史、宮城幸生、島田秀雄、北川俊夫、友金敏郎、矢部義章、西山清孝、鳥巣哲生、森源太郎、木谷邦臣、土橋勇、高並功、福本清三、東竜子、丸平峰子、林三恵、笹木俊志、唐沢民賢、三益愛子、今井健二、内田朝雄、林彰太郎、小池朝雄、辰己柳太郎、安藤昇
企画/橋本慶一、日下部五朗、佐藤雅夫
脚本/橋本忍
撮影/古谷伸
照明/増田悦章
録音/溝口正義
美術/鈴木孝俊
助監督/皆川隆之
進行主任/俵坂孝宏
編集/宮本信太郎
擬斗/上野隆三
アームス・テクニカル・アドバイザー/トビー・門口、トビー・村添
音楽/木下忠司
監督/石井輝男

<隔週金曜日掲載>
画像/『現代任侠史』DVDパッケージ

PROFILE:
杉作J太郎(すぎさく・じぇいたろう)
漫画家。愛媛県松山市出身。自身が局長を務める(男の墓場改め)狼の墓場プロダクション発行のメルマガ、現代芸術マガジンは週2回更新中。著書に『応答せよ巨大ロボット、ジェノバ』『杉作J太郎が考えたこと』など。
twitter:@OTOKONOHAKABA

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