PR
PR

トランプ氏銃撃-私たちはいつまで実話BUNKAタブーを読み続けられるのか?-:米山隆一連載9

連載
連載社会
PR
PR

国家を批判することは勿論、この実話BUNKAタブーのような本を出版することも、そのような本を購入して楽しく読み耽ることも、「不謹慎」として許されませんでした。それどころか、この本の読者層のかなりの部分を占めるだろう若年男性は、有無を言わさず徴兵され、武器も食料も、勿論実話BUNKAタブーも与えられずに戦場に送りこまれ、勝ち目のない突撃をして死ぬか、飢え死にしました。民主主義を失ったロシアでは今現在それが起こっています。民主主義も、民主主義に基づく、実話BUNKAタブーを読む自由のある生活も、決して当り前のことではないのです。

PR

アメリカ大統領選挙はアメリカ人が決めることで、私たち日本人が出来ることはありません。ただ、アメリカで何が起ころうと、私たちはこの素晴らしき実話BUNKAタブーを読む自由のある生活を守る為に、日本では民主主義を守り抜く覚悟を持ちたいものだと思います。

 

文/米山隆一
初出/実話BUNKA超タブー2024年9月号

米山隆一

PROFILE:
米山隆一(よねやま・りゅういち)
1967年生まれ。新潟県出身。東京大学医学部卒業。独立行政法人放射線医学総合研究所、ハーバード大学附属マサチューセッツ総合病院研究員、おおかた総合法律事務所代表弁護士などを経て、2016年10月に新潟県知事就任。2021年10月、衆議院議員選挙にて旧新潟5区で初当選。立憲民主党所属。
Twitter @RyuichiYoneyama

↓米山隆一の連載記事・個別記事はこちらから↓

タイトルとURLをコピーしました