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【人生の折り返し地点】【ブランドとしてのイメージ力】:箕輪厚介「今月これに感謝」 連載5

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ユニクロもバレンシアガもルイ・ヴィトンも関係なく買っていると思うし、Tシャツが15万円でも、1500円でもなんとも思っていない。結局、自分がその瞬間に欲しいと思ってるものを買ってるだけだからだ。

だいたい本当のお金持ちで、ブランドを見せつけようなんて人には会ったことがない。むしろ、モノでマウントをとろうとするのはカネがない人なんじゃないかな。情報商材をやってたりとか、カネがないのにカネがあるフリをしている人がそういうことをしている印象。凄い時計を持ってるとか、タワマンに住んでるとか、舐められないようにかまさないといけないんだろうけれど、まともな経営者でそういう感じの人って見たことない。そういうことをされると、「偽物なんだろうな」「カネがないのかな」って思ってしまう。

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前澤友作さんが自宅公開で、5億円くらいするソファを披露してたけれど、あれだって高いから買ってるわけじゃない。前澤さんは家具の一つ一つに思い入れがあって、デザインとかが好きだから買っているんだと思う。

結局、高級な嗜好品も、音楽や文学を愛するのと同じように、凄く好きになって時間をかけて勉強をしないと楽しめないし、本当に好きにはなれないと思う。

僕なんかは、車とか時計とかの高級な嗜好品について勉強してないから、なんでもいいかなって思ってしまうことのほうが多いかな。

 

初出/実話BUNKAタブー2024年10月号

PROFILE:
箕輪厚介(みのわ・こうすけ)
1985年東京都生まれ、早稲田大学卒。2010年双葉社に入社。広告営業などに携わった後、編集部へ。『たった一人の熱狂』見城徹/『逆転の仕事論』堀江貴文などを手がける。2015年幻冬舎に入社、書籍レーベル「NewsPicksBook」を立ち上げ、編集長に就任。『多動力』堀江貴文、『日本再興戦略』落合陽一、2019年に一番売れたビジネス書『メモの魔力』前田裕二など次々とベストセラーを手がける。自著『死ぬこと以外かすり傷』は14万部を突破。クラウドファンディングにて1000万円を集め、雑誌『サウナランド』創刊。様々なブランドとコラボレーションをおこなったり、各地でサウナランドフェスを開催。2021年のSaunner of the Yearを受賞。

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