斎藤元彦の改革路線をつぶすための陰謀
こうした中で、告発文書や一連の疑惑は斎藤氏の改革路線をつぶすための陰謀であるという話がSNSで流布されるようになり、それに乗っかったのがN国の立花氏というわけだ。
斎藤氏にかけられた疑惑は既得権益を守りたい勢力とメディアによって捏造されたものであるということ。A氏の告発文書もその一貫であり内容もデタラメであること。A氏の死は不当な懲戒処分に抗議してのものではなく、個人情報が晒され醜聞がたつのをおそれてのものであるというのが、おおまかな立花氏の主張である。また、A氏が不同意性交等罪をおかしていたという真偽不明の発言も行っている。ひとことでいうと、ひどい。
また、録音が禁止されている百条委員会の秘密会の音声データとされるものを自身のYouTubeアカウントで公開、片山安孝前副知事からもらったと発言していたが、片山氏は立花氏との接触を否定。立花氏ものちに自ら片山氏と直接接触したことはないと認めている。また、街頭演説中に情報元として百条委員会に参加している日本維新の会の県議の名前をあげたが、この内容も真実かどうかはわからない。
立花氏の参戦により、以前からあった斎藤氏は陰謀によりハメられたという言説のネット上での広がりが加速していった。結果として、斎藤氏への支持が高まっているように見える。