自民党の裏金問題が報道され、国民の政治に対する信頼は地の底。政治への不信感が高まる日本社会で、私たち国民には何ができるのか。鈴木エイト氏と畠山理仁氏の2人が、選挙の魅力や重要性について熱く語る!
PROFILE:
鈴木エイト(すずき・えいと)
1968年、滋賀県生まれ。2009年創刊のニュースサイト『やや日刊カルト新聞』で副代表、主筆を歴任。カルト問題、そして宗教2世問題などを精力的に取材し、統一教会に鋭く斬り込む最前線のジャーナリストとして活躍する。
PROFILE:
畠山理仁(はたけやま・みちよし)
1973年、愛知県生まれ。早稲田大学在学中の1993年より雑誌を中心に取材・執筆活動を開始。興味テーマは政治家と選挙。著書『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』で第15回開高健ノンフィクション賞受賞。ドキュメンタリー映画『NO 選挙,NO LIFE』(監督:前田亜紀/製作:ネツゲン)が昨年公開。劇場情報は公式サイトをチェック。
映画『NO 選挙,NO LIFE』公式サイト
フリーランスライター、畠山理仁 50歳。選挙に憑りつかれた、その情熱と苦悩に迫る。11月18日(土)ポレポレ東中野より全国順次公開!
選挙は“出会いの場”で就活や婚活にもなる
統一教会問題を追い続ける鈴木エイトと、選挙活動の取材で全国を駆け巡るフリーランスライター畠山理仁。独自の取材活動を続ける2人の対談が、昨年12月23日に行われた。現在公開中の畠山に密着したドキュメンタリー映画『NO 選挙,NO LIFE』にも触れながら、選挙の魅力や面白さ、今の日本の選挙の問題点などを語ってもらった。
──まずは自己紹介をお願いします。
畠山理仁(以下、畠山) フリーランスライターの畠山理仁です。選挙が大好きで、選挙取材歴は25年です。『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』という本で第15回開高健ノンフィクション賞をいただきました。
鈴木エイト(以下、鈴木) 統一教会などのカルト団体の取材を始めて以来、政治と宗教カルトの関係性をメインに取材しています。どこにも所属してこなかったことから“野良系”ジャーナリストを自称しています。