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『みいちゃんと山田さん』について思うこと:ロマン優光連載366

連載
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第一話で「みぃちゃん」が殺害されたことが語られ、冒頭から彼女の不幸の軌跡を追っていく物語になることが読者に提示される。

「みいちゃん」は軽度知的障害を持っているのであろうことが物語中で示唆されており、空腹のため金を払わないままコンビニで売っているパンを食べてしまうなどの奇行が絶えない。

小学生レベルの学力がなく、漢字の読み書きはできない。

小柄で可愛らしい風貌の彼女は言動を含めて幼く見え、そういった嗜好の一部の客に人気があるが、複数のお客と性的関係を結んでいることが人気の理由の一つだと発覚する。店の店員複数とも性行為をしている。

安易に性行為をしてしまう原因としては、過去の体験から性交すると相手が優しくしてくれるという刷り込みがされているから。

彼氏からDVを受けており、金を稼ぐために街娼をすることを指示されるなど様々な虐待を受けているが、本人は共依存状態に陥っているため、それが愛情によるものだと誤認識をしている。

キャバクラ退店後はNGなしのデリヘル嬢として過酷なプレイや本番行為を客に要求されている。

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「山田さん」は大学生だがほぼ通学していないが、キャバクラも生活費のためにやっているだけでモチベーションはさほど高くない。小説好きであり、本人は絵を描くのが好きだったのだが、過干渉な母親に勉強以外のことを否定されて育ってきた。

「みいちゃん」に対して距離をとったり、意地悪く接する同僚の中で唯一といってくらい普通に接しようとしているように描かれている。

現在は「みいちゃん」と同居しており、「みいちゃん」の問題行動を是正しようと接することも多い。

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