PR
PR

〝表現弾圧政治家〟高市の首相就任を喜ぶ「表現の自由戦士」オタクの絶望的知性

社会
社会
PR
PR

それゆえ、権力の中枢で静かに進む監視法制の強化や、政治の劇場化といった、より本質的な危機に対しては驚くほど無関心である。なぜなら、それらは「自分が傷つけられた」という被害者感情を満たしてくれないからだ。彼らの生きがいは、もはや作品を愛することでも、表現を守ることでもない。ネットの向こうの「敵」を見つけて叩き、自分たちが強者であり多数派であることを確認する、その快感だけなのである。だからこそ、「敵」を明確に示し、権力を振りかざす高市政権を支持するのは、彼らにとって極めて自然な帰結なのだ。

PR

彼らが勝ち取ったのは、表現の自由ではない。「推し」のいる監獄への、集団入居許可証である。今回、この光景を目の当たりにし、確信した。アホしかいなくなったからこそ、このような危機的な政権が、オタクの歓声とともに誕生した、と。

彼らが心底軽蔑すべきは、中国やロシアの言論統制ではない。鏡に映る、無思想で無責任な自分たちの姿そのものである。この政権が導く未来は、安全保障ではない。「オタクたちのバカンス」という名の、知性の墓場である。

 

文/昼間たかし
写真/首相官邸ホームページより
初出/実話BUNKAタブー2026年1月号

タイトルとURLをコピーしました