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〝表現弾圧政治家〟高市の首相就任を喜ぶ「表現の自由戦士」オタクの絶望的知性

社会
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為政者にあるべき恥の概念は微塵もない。しかも、内閣府特命担当大臣(経済安全保障担当)という、国家の根幹を扱うポストである。この職掌は、重要物資や基幹インフラの安定供給、先端技術の保全、特許出願の非公開などに加えて、外国企業や外国人投資家による戦略的買収・技術流出の監視といった、外国勢力の介入を防ぐ任務を担う。そんな重大な任務を、「3次元が不快」などと変態性欲をSNSで公言してはばからず、公私の区別もつかないまま自らの閉じた世界に陶酔するオタク議員に任せるというのか。

この人事は、高市早苗という、その場その場で支持を集めることだけを目的とする政治家の、冷徹な政治的勝利を意味する。高市総理にとって、小野田氏は「国益」や「安全保障」の体現者ではない。彼女は、「オタクが大臣になった!」という一発の快感で、数百万人の支持層から危機感という名の抵抗権を剥奪するための、完璧な「文化的トロイの木馬」である。

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思考停止の表現の自由オタク

今回、編集部から高市政権と表現の自由の問題について書けと言われたので、久しぶりに筆を執った。かつてはこの問題の取材を続けていたが、あまりの馬鹿馬鹿しさに手を引いていた。

なぜなら、「表現の自由を守ろう」と叫ぶオタクの大半は、そう連呼するばかりで、選挙に行ったこと、SNSで「規制反対」を繰り返したことに満足し、それ以上の学習や思索を一切行わない。なにより「この問題関わるのやめよう」と思ったのは、この問題を継続的に取材していた自分以外の書き手たちが、揃いも揃って赤松健と山田太郎の「御用ライター」を自認し、彼らをヨイショする記事を量産することを自己目的化したからだ。彼らは、オタクに支持されやすい案件、敵がわかりやすい有害図書問題や児童ポルノ法改正といった個別の規制案には過剰なまでに反応する。

SNSが普及して以降、オタクたちの振る舞いは劇的に変化した。些細な批判、わずかな違和感の表明すら「オタク差別」と断じ、「俺たちは昔から差別されてきた」という被害者意識を武器に、執拗に攻撃を繰り返す。彼らにとって「表現の自由」とは、もはや普遍的な権利ではない。自分たちの趣味と承認欲求を守るための盾であり、同時に気に入らない相手を叩くための矛なのだ。

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