ちだい氏は福島第一原発事故をきっかけに原発問題に関心をもつようになり、2013年に山本太郎氏が参議院選挙で立候補した際に選挙スタッフとして選挙に初めて関わり、2017年から本格的に各地の選挙を取材するようになった。
もともとはNSC出身の放送作家であり、2008年くらいから「スイーツ(笑)」のようなネットミームを使った面白blogを書いていた人で、初期には今の彼からは想像できないような内容のものもあったり、政治に特に興味がなくネットの流行りにのって面白いことを書こうとしていた人だ。
それが原発を巡る言説が左右の党派性で固定化されていく中で右派の攻撃を受けたり、政策とかは関係がないような現代の選挙の状況に危機感を抱いて取材を始めたり、N国と戦ったりしている中でリベラルや左派的なものとの距離が近くなっていったのであって、特に政治的思想信条があって活動を始めた人ではない。
今までもたまに差別的ではないかという批判をリベラル・左派から受けているのだが、そういう人が共有している差別というものに関する概念を学んできたわけでないだろうし、何で批判されているのか本気でわかっていないのではないかというふしがある。
ちだい氏のギャグはゼロ年代的というか、blogの初期とそんなに変わっておらず、彼のギャグセンスとそういう層の相性は悪いのである。
今の若い人たちとも相性はわりとよくないと思う。
そういった部分がもとからあって、気になる人は気にしていたのだが、今回の発言はさすがにそういうレベルではなくどうかと思うし、排外主義者・自称「保守」が左派・リベラルの評判を下げるのに利用しやすい、わかりやすくダメなところがある発言だ。
彼らを利するようなうかつな発言はどうかと思う。
あの発言に批判的なのは、常々敵対している排外主義者・自称「保守」層やちだい氏が否定的に言及することのある「オールド左翼」だけではない。
