PR
PR

立憲民主党への鎮魂歌〈レクイエム〉:米山隆一連載18

連載
立憲民主党と中道改革連合本部が置かれている三宅坂ビル。
連載社会
PR
PR

一方でその立憲民主党の長所は、「議論ばかり」「バラバラで何も決められない」という短所として揶揄もされました。2023年の入管法改正では、私が与党と折衝に当たり政府の内諾を得てまとめた修正案が、党内のいわゆる「リベラル系」の猛反対にあってとん挫し、撤回されてしまったこともありました。

しかしそれでも私は、その自由闊達さというか、「考え方のるつぼ」的感覚が好きでしたし、リベラルというのは、こういう「考え方のるつぼ」を苦労してまとめていく在り様だと割り切ってもいました。私が立憲民主党で唯一あまり好きになれなかったのは、「考え方のるつぼ」的大変さよりもむしろ、そういうものを忌避し快く思わない側が時折口にする「敵意」でした。

PR

今回の「中道改革連合」は、その名の通り「中道」を目指しています。本稿の冒頭で述べた通り新党についてはあまり言及しないなりに、党内の「リベラル系でない側」が主導したことは、否めません。1月19日に発表された綱領は冒頭で「多様性を尊重し、共に生きる社会を築こうとする努力」が謳われています。その努力は、思っているよりもずっと大変だけれど、覚悟と根気を持ってそれに当たれば思っているよりもずっと広い範囲で合意形成が可能であること、そしてその覚悟と根気を失ったらその理念は失われることを申し上げて、私から3年半お世話になった立憲民主党への、鎮魂歌とさせていただきたいと思います。

 

文/米山隆一
画像/台湾総督府 flickrより(撮影/Beryllium Transistor )
初出/実話BUNKA超タブー2026年3月号

米山隆一

PROFILE:
米山隆一(よねやま・りゅういち)
1967年生まれ。新潟県出身。東京大学医学部卒業。独立行政法人放射線医学総合研究所、ハーバード大学附属マサチューセッツ総合病院研究員、おおかた総合法律事務所代表弁護士などを経て、2016年10月に新潟県知事就任。2021年10月、衆議院議員選挙にて旧新潟5区で初当選。2022年に立憲民主党所属し、2026年1月、中道改革連合に参加。
Twitter @RyuichiYoneyama

↓米山隆一の連載記事・個別記事はこちらから↓

タイトルとURLをコピーしました