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陸上自衛隊の歌姫、自民党の党大会で国歌斉唱:ロマン優光連載388

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陸上自衛隊のトップ・荒井陸上幕僚長はあくまでイベント会社からの依頼を個人が受けた私的なものであり、事前に報告があり、国歌斉唱自体は政治活動にあたらないので認めたと414日の記者会見で発言。政治的中立性についても法的に問題がないとした。

なぜイベント会社が隊員の私的連絡先を知っているのか、またイベント会社の依頼を受けて報酬を得たのであれば公務員が禁止されている副業にあたるのではないか、報酬をもらっていないとすれば逆に役務を提供したことになるのではという質問には、連絡先の件については私的なことなので把握していない、報酬は受け取っていないと報告を受けている、あくまで私的なことなので発言を差し控えるとした。

演奏服着用に関しては、幕僚長が指示したということではない、通常演奏服装を職務以外で着用することを禁じる規則はないとした。

ではなぜ服装規定に陸上幕僚長の指示が必要とされているのかという質問には、「今ご指摘のある事実をもって規則違反とか意味があるのかという質問について、評価されるということはないと思います」と回答した。

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自由民主党総裁である高市早苗総理大臣は414日の記者会見で、自衛隊員が参加するのを当日まで知らなかったと自分のこの件への関与は否定。あくまで私人として民間からの依頼を受けて国歌斉唱をしたものであり、国歌を歌唱することそのものは政治的行為にあたるものではなく、特定の政党への支援を呼び掛けるとかそういうものではないので自衛隊法には触れないと見解を述べている。

彼らの発言を踏まえて考えていくが、確かに国歌を歌うこと自体は政治活動ではない。それはそうだろう。問題はどういう場で歌うかである。

ボクシングのタイトルマッチでの国歌斉唱は政治活動ではないし、日常の中で車を運転中に君が代を歌っていても政治活動ではないが、財務省解体デモで歌っていれば政治活動にあたるだろう。

国歌斉唱をしたことが問題なのではなく、現役自衛官が特定の政党の行事で登壇すること自体が、その政党を支持し、応援していることにあたるのではないかということである。

中道だろうが維新だろうがれいわだろうが参政党だろうが現役自衛官が党大会に登壇すること自体が問題なのであって、自民党だからという話ではない。

歌ったのが君が代でなくてディープパープルの曲やMrs. GREEN APPLEの曲であったとしてもそこの問題は変わらないのである。

国歌斉唱の話にとどめようとするのは指摘の本質を避ける詭弁でしかないように思えてならない。

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