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中核派として革命を目指す女子・洞口朋子インタビュー

中核派として革命を目指す女子・洞口朋子インタビュー インタビュー
インタビュー社会
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彼女が所属する中核派とは

中核派というのは「革命的共産主義者同盟全国委員会」の略称で、えーっと、新左翼の党派のひとつです。60年代と70年代に安保闘争をしていて、大学をバリケード封鎖したり、警察と衝突したり、それでマスコミからは時々過激派なんて呼ばれたりして、えー、ごめんなさい、私全然よくわかってないんです……。

中核派の人は現在でも全国に5,000人ほどいるそうですが、あくまでも警察発表であって実際の人数は把握できないと洞口さんは言います。集会やデモに参加していても、正式に加盟していない人もいるんだそうです。

中核派って思想を持つだけじゃなくて、加盟もできるって知りませんでした。ほかの党派の人に党員が殺されてしまったり、仲間内で党員が殺し合ってしまったり、血が流れていたことはなんとなく知っています。

洞口さんは1988年に生まれて、闘争の経験はないけれど、活動家だったご両親は身の危険を案じて、洞口さんが生まれるまでは夫婦別々に暮らしていたそうです。

私では話にならないので、中核派について洞口さんから聞いたことを書きます。

彼らの目標は革命です。なぜなら資本主義の中で人間が豊かになっていると思えないから。世界は便利になっているはずなのに、それを成り立たせているはずの労働者がないがしろにされている、と。資本家が存在しない、搾取のない世界を実現するのが洞口さんたちの目標です。

「私も資本主義社会の中で生きてきたけど、労働者を使い捨てするんじゃなくて、人間が人間らしく生きていく世界を社会制度そのものでつくることが革命なんじゃないかと思っています。よく宗教と勘違いされるんですけど、お祈りじゃなくて私たちは現実を変えたいんです」

洞口さんは真剣な眼差しで話します。

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