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都知事選がオモチャ化してしまったワケ:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載522

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第522回 都知事選がオモチャ化してしまったワケ

6月20日、東京都知事選挙の告示が行われ、期日前投票がスタート。今回はなんと、過去最多の56人が立候補しているそう。4年前の立候補者が22人だったみたいだから、実に2.5倍……!

とはいえ、そのほとんどが泡沫候補であり、うち24人は「NHKから国民を守る党」(以下、N国)が公認もしくは支援する候補者。しかも同党の候補者は掲示場にはポスターを貼らず、その分をN国に「寄付」した一般人が自由にポスターを貼れる枠として「販売」(6月20日以降は3万円を党に寄付すれば、都内の1か所の掲示場で最大24枚のポスターを貼れるとのこと)。そのため、選挙とはまったく関係ないポスターが方々の選挙掲示板に貼られるという前代未聞の珍事が発生し、それに反対するオンライン署名が2万筆を超えたそう。

ほかにも、「ジョーカー議員と投票率を上げる会」党首の河合悠祐氏が、「表現の自由への規制はやめろ」などと記載されたほぼ全裸の女性のポスターを貼り、都の迷惑防止条例に違反するとして警告されるという事件が。

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以前から、ほかの選挙に比べて泡沫候補が多く、タチの悪いお祭り化していた都知事選だけど、いよいよおかしなことになってきたなあという感じ。まさに「国乱れれば人心乱れる」ね。政府が昔のように取り繕おうともせず、堂々と売国的な政策をとり、自分たちに都合よく法律を作り変え、やりたい放題やっているんだから、そりゃ政治や選挙をおもちゃにする人も増えるわよ……。

ちなみに立花党首は「いろいろな種類のポスターがドーンと貼られると面白い。多くの人が選挙に関心を持ち投票に行けば万々歳だ。選挙をフェスにする」と言っているみたいだけど、こんなことで選挙に関心を持つ人が増えても、ますます政治のおもちゃ化が進むだけで、まったく意味ないと思うわ。

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