「欧米は日本なんかより暮らしやすい!」という主張をよく目にするが、そういった発信をする欧米在住の日本人は本当に幸せなのだろうか。その生活の実態を暴く。※この記事は、発売中の単行本『日本の常識は欧米の非常識 新聞やテレビでは学べない世界の現実』(谷本真由美著/コアマガジン)から抜粋したものになります。
PROFILE
谷本真由美(たにもと・まゆみ)
著述家、ITコンサルタント。神奈川県生まれ。シラキュース大学大学院国際関係論修士及び情報管理学修士、ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関情報通信官、投資銀行などを経て、現在はロンドン在住。日米伊英での実務経験。専門はIT政策調査、内部統制、ITサービスレベル管理、プロセス改善等。夫はイギリス人経営学者。子供は小学生。趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、園芸。文化放送「おはよう寺ちゃん」コメンテーター、産経新聞、正論、週刊女性、実話BUNKAタブー、WiLL、HANADA、アゴラなどに執筆。著書にトーハンベストセラー累計60万部突破の「世界のニュースを日本人は何も知らない」(ワニブックス)シリーズなど。
Xアカウント@May_Roma
谷本真由美(たにもと・まゆみ)
著述家、ITコンサルタント。神奈川県生まれ。シラキュース大学大学院国際関係論修士及び情報管理学修士、ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関情報通信官、投資銀行などを経て、現在はロンドン在住。日米伊英での実務経験。専門はIT政策調査、内部統制、ITサービスレベル管理、プロセス改善等。夫はイギリス人経営学者。子供は小学生。趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、園芸。文化放送「おはよう寺ちゃん」コメンテーター、産経新聞、正論、週刊女性、実話BUNKAタブー、WiLL、HANADA、アゴラなどに執筆。著書にトーハンベストセラー累計60万部突破の「世界のニュースを日本人は何も知らない」(ワニブックス)シリーズなど。
Xアカウント@May_Roma
海外在住日本人の虚構生活
ネットでは、「私はドイツに住んでいて、すごく幸せ」とか「すばらしいフランス人の彼が家事をやってくれて最高」と言いまくりな、いわゆる海外出羽守の人々が目立つ。
どっかから拾ってきた写真を貼り付けたブログで自分の生活の宣伝に毎日多忙である。
これが駐在員奥様となると、他の奥様方とのティーパーティーとか外食の自慢に費やされる。リア充アピールで1日が過ぎていくのだ。
自分の子供がハーフでバイリンガルで素晴らしいという自慢も忘れてはならない。思いっきり不細工な顔でも、自分の子供に白人の血が入っているというだけで「私はお前らよりカーストが上だ」とアピールできる。しかも実際は日本語も現地語もボロボロでもバイリンガルということになっている。外国語が苦手な日本人にとっては大きなアピールポイントだ。
要するに、この連中は、
「あんたたちみたいな日本にしかいられない貧民とは違うのよ、私はレベルが高い勝ち組!!」
と言いたいのである。
しかし、彼らのそのような自慢ははっきり言うと虚構だらけである。
年収1000万円は底辺民
まず海外在住の日本人で一番多いアメリカに住んでいる連中。
アメリカに住んでいる日本人で、中流以上の生活ができている人間は決して多くない。
これはなぜかと言うと、アメリカの中流程度の生活に必要な収入レベルが非常に高いからである。
年収1000万円では、都市部だと底辺民の暮らしが待ち受けている。
他の先進国では非常に物価が高く経済成長しているので、低所得の定義も日本とは異なっているのだ。
筆者が2023年に出した『激安ニッポン』(マガジンハウス)という本でも紹介したが、海外と日本の経済レベルの差は凄まじいことになっている。

