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アホすぎるビッグモーターの記者会見:ロマン優光連載250

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250回 アホすぎるビッグモーターの記者会見

ビッグモーターの不適切な保険請求の件に関する記者会見。会見を通知する書面に危機管理専門のPR会社の名前もあり、そこの指導のもと行われたらしいのだが、最近では稀にみる、ひどいものだった。

あの会見をみて「これはひどい。弁護士なりなんなり、専門家と打ち合わせてからやってないのかな?」と思った自分のような人も多くいると思うのだが、やったうえであれだったということで、PR会社の手が入ってもどうにもならない経営陣の底抜け具合の成果だと思う。

本来の保険の不正利用の話。諸悪の根源かのように語られる典型的に駄目な二代目である前副社長の話。続々告発されるパワハラの問題。「経営計画書」とか「環境整備点検」を進めていたコンサルの話。そういった問題は専門的な知識を持った人がちゃんと解説してくれるだろうから、自分は彼らのうんざりするような底抜け具合について感想を述べていきたい。

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あの手の会見で求められているのは明確な説明であるし、会見している側が狙うのは「いかに反省している態度を見せて印象を良くするか」だと思うのだが、説明内容も疑わしいし、責任逃れと感じる発言も多く、印象が悪くなるだけの会見だった。

現場での不正についても、実際に内部告発があり兼重氏のところまで届いていたにも関わらず、告発者と被告発者の間の人間関係の問題だと処理したという話がある。告発をなかったことにしたのだ。それで「知らなかった」はないだろう。

なのに社内LINEで回された報道に対する文句をみても、兼重氏は自分を被害者であると本気で強く思い、隙あらばそれを主張しようとしているように見える。そんな会見だった。

それに加え、前社長の「ゴルフを愛する人への冒涜」発言、和泉伸二新社長の「卓越したビジネスモデル」発言のように余計なことまで言ってるわけで、ほんと意味がない。

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