そもそも甲子園に魅力がない
まず、甲子園を応援したがる奴がなぜアホなのかについて考えていきましょう。
最初にあがるのが「無駄な郷土意識の発露がキモい」点です。
自分の母校ですらないのに、出身の都道府県の代表ってだけでやたらと応援したがるアホが周りにいませんか? 同じ出身地ってだけで無意味に盛り上がれるのは、寂しい田舎者の特権かもしれませんが、全く意味がわかりません。「同じ○○県の出身として勇気づけられた」、「彼らは○○県の誇りだ」とか思えるなんて、何にでも感情移入できるバカだって自己紹介してるのと大差ないです。もしくは、相当自分の地域にコンプレックスがあることの裏返しに過ぎません。東北とか北海道の代表が勝ち残ると日頃の鬱憤を晴らすかのように騒ぎだすことからも明らかです。正直、東京とか神奈川の出身者が高校野球で騒ぐのなんてほとんど見かけないですし。
しかも、現在は甲子園に出てくるような強豪校の選手には、野球留学組が多く、実際にその都道府県の出身選手は一人もおらず、外人軍団と揶揄されたりする私学もいっぱいあります。郷土意識も何もあったものじゃありませんね。
2番目にあげられるのが、「負けたら終わりの一発勝負による必死さに感動する」点です。
ごく一部、プロですぐ通用する高校生も出てきますが、実際は、選手たちのメンタルはまだ子供。野球しかやってこなかったイタい奴ばっかりです。そのため、試合ではちょっとしたミスやエラーで流れが変わり、急にゲーム展開が変わることもしばしば。甲子園ならではの大逆転劇が起こるのも珍しくありません。それをいちいち取り上げて甲子園の奇跡などとはしゃぐ必要などないはずです。あと、「真剣勝負に感動する」とかのたまう人もいますが、だいたい大抵のスポーツは真剣勝負で行われてますけどね。
3番目にあがるのが「過密な試合スケジュールと過酷な環境が生み出す熱戦に興奮する」点です。人が死ぬ思いしてるところを見て興奮するなんて単なる変態としか思えません。
特にピッチャーが肩を壊して、才能も将来もある球児が無理な連投で未来を失うケースは絶えません。身体を壊しても、「感動しました」の一言で片づけられるんだからなんと残酷な世界なんでしょうか。まるで戦争みたいですね!
他にも、「自分の高校生時代と勝手に重ねて、青春時代を美化したがる」大人も相当キモいです。そもそもほとんどの人が高校野球をやってませんし、綺麗な青春時代なんか過ごしていません。っていうか、別に甲子園出てる球児も、綺麗な青春時代なんか送ってないですから。朝から晩まで野球しかやってないバカしかいないわけですし。