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箱根駅伝で正月早々大学生が苦しむ姿を見て喜ぶ愚行

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今年の正月は何をする予定ですか?……え? 箱根駅伝を見るんですか!? バカばっかの残酷ショーを見るなんて、正気ですか? 暇ですか? というわけで、気味の悪い箱根駅伝の真実に迫る。
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箱根駅伝の酷使で選手が壊される

通称「箱根駅伝」とは関東学生陸上競技連盟(以下、関東学連)に加盟する大学のうち、前年大会でシード権を獲得した10校と、予選会を通過した10校、および関東学生連合チームを加えた、合計21チームが出場する大会。上位10校は出雲駅伝の関東代表に選ばれることもあり、すなわち地区大会に過ぎない。それなのに大学三大駅伝大会と並び称されるのはなぜなのか?
最たる理由は日本テレビ系列で生放送されるようになったことだろう。 1987年より生中継が始まった(全区間での完全生中継は1989年から)、『新春スポーツスペシャル箱根駅伝』。この毎年25%以上の視聴率を上げる人気番組によって、関東以外の地区でも知名度と注目度が格段に上がった。これにより学生ランナーの多くは箱根駅伝に出場するのが夢となり(一度は実業団に入った後に箱根駅伝に出たいからと大学に入り直した者もいるほど)、強い選手が関東の大学に集中するようになった。結果、関東の強豪校は全国の強豪校ということになり、それらの大学が集まる箱根駅伝は全国大会と同レベルの大会と見られるようになったと言える。
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瀬古利彦などの五輪マラソン選手を輩出している過去もあるが、最近は主立った選手がいない。箱根駅伝で名を上げた選手、例えば早稲田大学の渡辺康幸や東洋大学の柏原竜二、順天堂大学の今井正人など、マラソン選手としての将来を嘱望されながら、結果を出せない選手のほうが多く感じられる。
彼らが結果を出せない理由のひとつとして、箱根駅伝での酷使が囁かれている。
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