凶悪ナンバープレートその5「なにわ」
前述の「ヤンキーが多そうな県は?」というアンケートで大阪は4位と、思ったより低いが、ご安心を。
警察庁が2019年に発表した「犯罪件数都道府県ランキング」にて刑法犯全体の認知件数で第2位ながら(年間9万5558件)、検挙率の低さはダントツ1位(22.5%)。犯罪遭遇率も1位に輝いております(約92から93人に1人が犯罪に遭う割合とのこと)。
つまり日本一犯罪に遭うけど、まるで捕まえられないのが大阪! 治安悪っ!!
地域情報サイトの『Jタウンネット』が行った「運転マナーが悪いと思う都道府県は?」というアンケート(2014年。2万5179人対象)で大阪が1位になるのも当然だろう。煽り、幅寄せ、割り込みは日常茶飯事。二重三重の違法駐車こそ、最近はあまり見られなくなったが、信号のマナー「青は進め、黄色も進め、赤は気をつけて進め」は未だにきちんと守られているようである。
その中心都市である大阪市の人らのナンバーが「なにわ」だ。電車など交通網が万全なので車の所有率が低く遭遇率も低いが、関わるとエグい可能性は高い。
凶悪ナンバープレートその6「和泉」
「名古屋走り」をするのは名古屋ナンバーよりも尾張小牧ナンバーのほうが多いという話をしたが、大阪の運転マナーの悪さを作り出しているのはなにわよりも「和泉」ナンバーだというのが定説だ。
和泉は「いずみ」と読むが、意図的に「ワイズミ」や「ワセン」と隠語で呼ばれているほどの悪さ。
後ろから煽るのは当たり前で、煽ってもどかなければ抜き去るのではなく、窓を開けて顔を出し「どけ、ゴラァ!」と叫ぶのがワイズミスタイル。逆に後ろの車がちょっとでも車間を詰めてきたら煽っていると認識して急ブレーキをかけてくる。「追突歓迎即現金」などと書かれたステッカーを貼っていたりするので厄介この上ない。
そのためワイズミエリアの教習所では「4台先を見て運転しろ」と無理な要求をされる。実際にそうしないと追突事故必至なため、運転がものすごく上手くなる。結果、運転マナーは悪いが運転は上手いため、被害に遭うのは他県ナンバーだけという面倒臭さ!
もしドラレコを積んでいない車でワイズミナンバーの車と遭遇したら、ハザードを出して停まってやり過ごしたほうが安全だ。
凶悪ナンバープレートその7「筑豊」
麻生太郎のお膝元。戦後は炭鉱の町として栄え、麻生財閥や八幡製鉄所の安川財閥などを生み出したが、需要を石油に奪われた1970年以降、衰退。現在は全国トップクラスの生活保護受給世帯率である。
貧すれば鈍するというか、その昔、田川市川崎町は全350世帯800人のうち、なんと114人が前科者という「泥棒村」だったり、今でも「未成年の50%がヤンキー」だったり。
そんな九州で一番治安が悪いと言われている(言われていた)筑豊地区のナンバーを掲げている車がまともなわけない。
歩行者が横断歩道を渡ろうとしていても止まらないのは当たり前。渡ろうとするほうも筑豊の者だったりすると、こちらも譲らずに事故りそうになってケンカが起こるのも日常茶飯事。
車同士でもクラクションを鳴らしたり、パッシングをしたのがきっかけで殺人事件にまで発展してしまったことも何度かあったとか。
そんなこともあってか、福岡市などでは「筑豊ナンバーお断り」のコインパーキングが多数あったという話だ。逆にそんな看板を掲げていることに対して腹を立ててケンカになったという噂もチラホラ。とにかく関わるのが面倒臭いことこの上ないため、福岡市では免許取り立ての人に「筑豊ナンバーには近づくな」と警告を与えるのが習わしだ。