キモくてカネのない男
文字通り、「弱い男」を意味する「弱者男性」。
雇用形態や収支、容姿、コミュニケーション能力、パートナーの有無などにおいて“弱い”男のことだ。
2010年代頃より、インターネット上やSNSにて他を誹謗中傷するときや自虐的に用いられてきたため、一度は目にしたことのある方も少なからずいるだろう。
近年では『ウェザーニュース』の人気キャスター・檜山沙耶が「恋愛において諦めが入っていて、(好きな男性は)どうせ私に見向いてもくれないんだろうなって……」などの弱者的発言が多かったことから、弱者男性の支持を大いに集めて“弱者男性の姫”と呼ばれていたことで注目されていた。
ちなみに2022年7月上旬に檜山沙耶が、人間界における圧倒的強者であるプロテニス選手の西岡良仁との交際を発表した上に、「恋愛経験がないとか、男性苦手だとか言っていないのに、あることないこと書かれるのは嫌ですね……(笑)」などとSNSに投稿して(現在は削除済み)弱者寄りのキャラを全否定。勝手に仲間意識や淡い期待を抱いていた“チーム檜山”所属の弱者男性どもは奈落の底に叩きつけられたのである! あの裏切り者めがっ!!
えー……閑話休題。改めて弱者男性とは、容姿が悪いと決めつけて「どうせ俺なんか見向きもされない」とグチグチ言って告白する勇気もないような気持ち悪い男であり、非正規でしか雇ってもらえずカネのない男性。すなわち“キモくてカネのない男”である。
これが20代、ギリ30代ならまだ強者になれる逆転の可能性があるだろう。しかし40代、50代、60代……となっていくにつれて、可能性は限りなくゼロになる。人生の諦め、絶望……そう、
キモくてカネがない上に絶望感まで兼ね備えた中年のオッサン=“弱者中年男性”にだけにはなりたくない!……ん?
「40代が非正規雇用なのは就職氷河期世代だから仕方ないこと! バカにするな! カネがないのは政策のせいだ! 国は今からでも補償せよ!!」だって?
40代でもイケてる金持ちはいくらでもいるよ。そいつら就職氷河期のことなんて口にしないよ。
そう、キモくてカネがなくて基本絶望しているくせに、自分が弱い理由を他の誰かや何かのせいにしないと生きていけないオッサン=“弱者中年男性”の目も当てられない1週間の生活をとくとご覧あれ!
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