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激レアインタビュー『テコンダー朴』原作者・白正男の謎に包まれた半生が明らかに

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――そうなんですか。私も誤解してました。オリジナルのキャラなんですね。

白 左様。完全オリジナルと言っても過言ではない。ともかく単行本第8巻の発売直前に暗殺事件が起きた。出版社が日和って発売延期するかもしれないと思い、事件当日に編集に問い合わせた。しかし編集の回答は「編集部も会社も誰も問題視してないので予定通り発売します」だった。

――さすがコアマガジン。良心的人権派出版社の看板に偽りなしですね。

白 帯を差し替えて「追悼」の文字を入れることを編集部に提案したが、既に印刷が始まっていて無理だった。それで編集部から出された代案が「追悼ポップ」だった。

――ネットで話題になったやつですね。これは安倍元総理に対する追悼なのですか?

白 少しネタバレになるが第8巻で阿倍野は死亡している。この「追悼」が誰に向けたものなのか、阿倍野か安倍元総理か、それは読者の判断に任せたいと思う。

――阿倍野はキャラクター人気投票で1位を取った人気キャラでしたね。

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白 『あしたのジョー』の力石徹や『北斗の拳』のラオウが作中で死亡した際には、ファンイベントとして葬儀が行われた。追悼ポップで阿倍野を追悼したとしても正しい歴史認識では問題ないはず。

――安倍元総理の暗殺事件については、どうお考えでしょうか? 一部では山上徹也容疑者を義士と称賛する向きもあるようですが。

白 そもそも義士という言葉は軽々しく扱うべきではない。正しい歴史認識では、義士と呼ばれるのに相応しい人物は歴史上、安重根くらいしかいないと思う。

――先生も単行本の著者紹介で「職業:義士」と自称しているようですが?

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