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ASKAのBUCK-TICK櫻井敦司死去に関する発言について考える:ロマン優光連載263

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ASKA氏よりも広く世間に受け入れられるような主張の持ち主が同じことをやっても、反感をかうだろう。これは主張の内容以前の問題だ。

紋切り型のお悔やみの言葉ではなく、自分の言葉で伝えたかったというのも、単なる自分勝手な考えだと思う。特に故人に対して深い想いもないのに、はっきり言って故人とは関係のないような自分の勝手な考えを発言するくらいなら、紋切り型の定型文の方がましだし、黙ってたほうがいい。

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善意の押し付け

ASKA氏的には、故人が世界で起こっているおかしなことの犠牲になったことへの義憤だとか、これ以上そういう人をだしたくないという善意からの発言なのだろう。ASKA氏の善意は本物なのだとは思う。

しかし、誰がそれを望んでいたのだろう。遺族も、メンバーも、友人も、ファンの誰がそれを世間に訴えてほしいと思っていたというのか。そこにあるのは悲しみ、死を悼む気持ちでしかない。

勝手に出てきて、勝手に場を乱しているだけで、それは善意の押し付けに過ぎないのではないか。そもそも、ことの経緯も何もわからない中で自分の求めるストーリーに当てはめて一人で何か言ってるだけでしかないと感じる。

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