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再開発反対に反対!、インドのここが嫌い!、久田と戦いたい:箕輪厚介「今月これにムカついた」 連載7

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ヨーロッパの都市と違って、誰も中長期のビジョンを描かないまま、全員が場当たり的にその瞬間の利益や思いつきで開発した結果、傍から見たら、統一感のない最悪の都市のように見えるカオスな感じこそ、東京の唯一無二の特徴だと思う。

そうやって良くも悪くも乱雑に開発されてきた歴史がすでにあるんだから、今さら「ここは歴史があるから守っていこう」と言い出してみたところで、逆につまらなくなるし、東京の個性が結果的に失われてしまうだけだろう。

要するに、資本主義競争をやり続けてきたからこそ、ワケのわからない混沌とした雰囲気が生み出され続けている気がするんだ。

よく東京の都市開発の失敗例として、日本橋の上に首都高が走っていることが挙げられるけれど、僕はそれこそが東京だと思っているところがある。あんな美しい場所に首都高を架けてしまうのが、逆に東京の美学というか、東京らしさを生み出しているところがあるんじゃないかな。

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カッコ良くないところが日本っぽいというか、そういう乱雑さやカオスな感じこそ、日本を訪れる外国人たちから日本らしいエキゾチックなものとして捉えられている部分があると思う。

それなのに、これまで散々開発しておきながら、急に「緑が綺麗だから、自然を守りましょう」なんてやりだしたら、画一的な印象を与えるだけ。ひたすら闇雲に開発していくほうが断然東京っぽい気がするよ。

インドのここが嫌い!

7月に、西村康稔経済産業大臣たちと一緒にスタートアップビジネス代表団の一員として、インドに視察に行ってきた。

国会議員の視察や外遊といえば、自民党の女性議員たちのパリ旅行が批判されていたが、こっちは民間団体の一員として同行してるだけなので、もちろん全部自費。

楽しかったけれど、現地での視察は全部英語のプレゼンばかり。自分は英語がわからないから、プレゼン中はX(旧ツイッター)を見てるくらいしかやることがなかった。その点についてはちょっとムカついた(笑)。

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