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米山隆一衆議院議員インタビュー:「国債は国の借金ではない」という「甘い夢」を斬る

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――教えてください、興味があります(笑)。

米山 バイアグラはもともと、高血圧の薬だったんです。ところがその治験をしたら、なぜか男性の被治験者ばかりが薬をなくしたという。余りにもそれが多いので、原因を調べてみたら、「いや、あの薬を飲むと女房が喜ぶんだよ。だからなくしたことにしてため込んでいたんだ」と。それで男性機能に効果があることが分かったんです。

そして私自身医者をやっていた時は、いろんな人から「あの薬ないの?」って言われました(笑)。一般的に広まる前から、口コミでその薬効が広まっていたんです。

だから「反緊縮や積極財政で一気に景気が良くなる」という特効薬があるなら当然どこかの国の誰かがやって、とっくに広まっているはずなんです。この方法は人に教えたって自分は損をしないんだから、秘匿する理由もない。そんな美味しい話があるのに、世界中の学者も、政府関係者も全く気がつかなくて、一部の人だけがそこに気がついているなんてことは起こり得ないでしょう?

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――そうですね。

米山 MMTって、国家の不老不死の薬が作れる、無税の桃源郷が作れるみたいな話ですから、できるなら、みんなやっていますよ。しかもその方法が、「ドラゴンボールを7つ集める」みたいな難しい話じゃなくて、ただ単に、「国がひたすら国債を発行し、日銀がひたすら紙幣を刷って、それを買えばいいだけ」という簡単な話なんですから。でも、どの国もそれをやらないのは、別に陰謀じゃなくて、それが不可能だからなんです(正確にはやった国はありますが、いずれも見事に失敗して現実に破綻しています)。

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