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なぜ志らくは嫌われるのか:ロマン優光連載143【2019年9月6日記事の再掲載】

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志らくさんの炎上というのは、そういう「仕事として誰かの意向に沿った発言をしている」というわけではありません。様々な事象に対して、意図的に「独断と偏見」に基づいて自分の思うところを述べた結果として炎上しているのです。最近の炎上には、特定の思想に傾倒しすぎた結果トンチンカンすぎることを言い出して反対陣営に叩かれて炎上するというのがありますが、志らくさんはそういう感じでもありません。川崎児童殺傷事件や『平和の少女像』に関する発言で最近は左寄り・リベラルの人に叩かれているイメージがありますが、別に右とかでもなく、『笑点』が政権批判ネタで批判された時には『笑点』擁護してましたし、特定の政治的・学術的・宗教的な思想や信条に基づいて発言しているわけではないのです。その時々に思ったことを言ってるだけなのです。

それが何故炎上しがちなのかというと、よく知らないものに対して雑なことを言うところや、変に人と違ったことを言おうとするところ、わざと尊大ぶるところが、他人をイラっとさせるからだと思います。

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まあ、志らくさんに対して文脈が読めないままに理不尽な批判をしている人が多く、志らくさんがそういう人たちを批判するのは間違っていないのですが、志らくさんが嫌いで文句を言っている人の全てがそういう人というわけでもなく、その雑すぎる発言内容や、他人と違う雑な発言を偉そうに言う自意識のあり方を嫌っている人もいるわけです。そういうところが嫌われるのはわかりやすいとして、なぜ、志らくさんはそういう振る舞いをしてしまうのかが問題なわけですが、そこにはちゃんとした理由があります。それは志らくさんが重度の「談志になりたい病」にかかっているからです。

志らくさんの全ての行動を支配している恐るべき「談志になりたい病」。志らくさんという人は、立川談志という人をテレビで見たことがある程度の認識の人でも「あッ! この人談志になりたがってるッ!」とわかるくらい、わかりやすく談志になりたがっている人です。

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