エピックのHPに、エピック社の説明としてこう書かれている。「斬新なアイデアと独自のマーケティング戦略のもと、多くのオリジナリティ豊かなアーティストを、日本のみならず海外の音楽シーンにも送り出し、幅広い音楽ファンの支持をえています」その下に所属一覧があるのだが、宇多田ヒカル、いきものがかりの並びに鈴木愛理も載っている。その理念通りなら、〝斬新なアイデアと独自のマーケティング戦略〟がソニーの手により、愛理に投入されているというわけだ。
現に、鈴木愛理『最強の推し!』はTikTokでバズっているから、マーケティング成功といえる。逆に、ハロプロのつばきファクトリー『妄想だけならフリーダム』もTikTokでのバズりを露骨に目指していたが、大爆死。ハロプロ(=アップフロント)とソニーの越えられない壁を感じずにはいられない。ソニーの公式TikTok動画に、鈴木愛理が登場しているのも感慨深い。
鈴木愛理とTVアニメ『【推しの子】』とのコラボCMも話題となった。
東京、大阪、名古屋の主要駅で、駅特有のドデカいポスターに愛理が登場し、通行者向けの周囲に貼られたチェキ風カードは一瞬でさばけたとか。このコラボCMはAmazon Music、要はサブスクのCMで、サブスクNGのアップフロント所属のタレントとは思えない仕事だ。つまりは、力関係で言うと、ソニー>アップフロントということか。
今年3月29日に発売された『heart notes』は元モーニング娘。佐藤優樹の初のソロシングル『Ding Dong/ロマンティックなんてガラじゃない』(ゼティマ)の発売日だったのに、何の問題もなさそうなのはそういうわけだからかも。
鈴木愛理の楽曲はエピック以降の作品のみがサブスク解禁されておりアップフロントの力が強いレーベルからの作品はいまだ未解禁。ジャニーズをクビになった郷ひろみですら、ジャニーズ時代の作品は全解禁しているのに。またエピック以降の愛理楽曲のほとんどがアニメとのタイアップ。アニメと疎遠なアップフロントではなく、これもソニーの力に決まってる。今後愛理がさらなる活躍を見せれば、おのずとアップフロントの問題点も浮かび上がりそうだ。
文/秋ゲルゲ康
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