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藤島ジュリー景子 告白本出版の目論見とジャニーズ帝国の内幕

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ジャニー氏の性加害問題が風化する中、藤島ジュリー景子が“告白本”を発表した。これまでも自分だけ被害者ヅラだった彼女が、作家と手を組んでまで何を語ったのか。消えかけた火に油を注ぐ行為とも取れ、読むほどに変わらぬ自己保身が滲み出る。
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母・メリー氏との奇妙な確執

「メリーだって『嵐』の成功がうれしくないわけではないと思うんです。でも、それ以上に娘が自分を超えてはならないという感情が彼女の中にはありました。その証拠に……と言えるかはわかりませんが、メリーは最後まで『「嵐」も「SMAP」もジャニーが育てたグループだ』と言い張っていたんです。『「嵐」は娘が育てたグループ』とは絶対に認めなかった」

 同書には、こんな衝撃的な文言が並んでいた──。

7月18日、藤島ジュリー景子氏(59)による告白本『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』(新潮社)が刊行された。ジュリー氏といえば、旧ジャニーズ事務所の2代目オーナー社長として辣腕をふるった末、ジャニー喜多川氏の性加害問題によって表舞台を追われた女帝である。約半年をかけて全12回、計47時間にわたるインタビューを基に構成された彼女の証言集は「彼女自身が語る最後の真実」と謳われ、出版前から大きな注目を集めていた。

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 もっとも、この告白本は、2023年から巻き起こった前述の性加害問題が発端となっている。ジャニー喜多川氏の「性加害認定」と「謝罪」が明確化された後、旧ジャニーズ事務所には、業界内からも厳しい批判が殺到した。間もなく同事務所は、被害者補償のためだけの会社「SMILE-UP.」に変貌を遂げ、全タレントの大半がマネージメント、エージェント業務を柱とする新会社「STARTO ENTERTAINMENT」に引き継ぎされる形となり、現在に至っている。

「騒動のさなか、ジュリーさんは社長職を辞任し、タレントの元から離れて、スマイル社で補償業務に専念していました。補償業務は粛々と進んでいくが、それでも創業家唯一の親族という血への嫌悪感は強く、彼女に対する批判が止むことはなかった。そんな中、彼女は『自分がこのまま無抵抗で叩かれ続けるのはおかしい』と疑念が湧いてきたのでしょう」(出版関係者)

 同書には、出版化の経緯についても事細かに触れられている。ジュリー氏は、内々で旧知の新潮社の幹部である中瀬ゆかり氏に相談を持ちかける。「一連の騒動と、自身と創業家について嘘偽りのない関係性を洗いざらい話すので、書籍として残したい」と提案したのだ。

 重要な役割となるインタビュアーには、騒動前から中瀬氏と関係が深かった作家・早見和真氏が起用されたが、その一連の流れにはこんな裏側があるという。

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