店主が「クソ素人が来たな」と呟いて炎上した、ラーメン二郎インスパイアの店があったが、果たして味はどうなのだろうか? 行って食べてみた。
客をバカにしまくった個性的店主
今年の4月21日、埼玉県越谷市の二郎系ラーメン店「夢を語れ埼玉」の店主が、「コールの時に『にんにくなし』って言われた時点で、 クソ素人が来たなと思ってた」とSNSで呟き炎上。店員のノリがウザいことで知られる夢を語れグループから屋号を外すよう指示され、「夢を語れ埼玉」の店名を「道の途中」に変えるハメとなった。
なぜこの店主が「にんにくなし」にキレてるかというと、「にんにくなし」と「にんにく増し」がよく似てることから、ジロリアンの間では「にんにくなし」というコールはギルティ(二郎系用語で「ルール違反」という意味)とされているからだ。すごくどうでもいい。我々には理解しがたい世界観だ。
炎上のせいで、ネット上での評価は散々。店主のクセが強いのはよくわかったが、肝心のラーメンは一体どんな味がするのだろうか?
店は埼玉県の大袋駅から徒歩10分ほど。以前は「夢を語れ」とデカデカと書かれた看板が掲げられていたようだが、新しい店名の看板はかなり小さい。自信のなさが窺える。
着いたのが19時頃でいい時間帯だったが、店内に客はゼロ。「いらっしゃいませー!」とさっきまで座っていた店主が慌てて立ち上がる。ネットで晒されまくっている店主だ。
純喫茶風の店構えで、完全なる居抜き。調べると、もともとスナックの居抜きという書き込みもあった。古くからある建物っぽく、細かいホコリが目立った。小さな虫もいた。