PR
PR

箱根駅伝で正月早々大学生が苦しむ姿を見て喜ぶ愚行

スポーツ
スポーツ
PR
PR

選手生命だけでなく生命そのものすら危ない長距離走

柏原竜二や2016年に卒業して実業団に入った青山学院大学の神野大地などはケガに泣かされているのだが、彼らが走ったのは山上りの5区でチームの主力。立場上、休めない彼らの身体は大学時代にかなり酷使されていたのである。 それもこれも箱根駅伝に出場して好成績を残すため。 箱根駅伝に集中しすぎた余り、卒業した途端に燃え尽き症候群に陥ってしまう選手も少なくない。元々、強いマラソンランナーを育てるために始まった大会が目標となってしまい、手段が目的となったために、本来であればマラソンで活躍したであろう選手をダメにしているのであれば、本末転倒も甚だしい限りだ。

箱根駅伝不要論が出るのも当然のことと言える。

さらに選手生命を危機に曝すだけではなく、生命自体の危機に曝しているのが箱根駅伝である。 2017年大会で青山学院大学の7区を任された田村和希選手は脱水症状になってつらそうに走っていた。毎年のように、あのような選手が出てしまうが、優勝のため、シード校に残るため、チームのためにタスキを繋ぐべく、最後まで走りきる姿を見て、感動した!……とか、言ってる場合か!! 脱水症状で毎年、何人が死んでると思ってんだ!! 体育の授業であんな症状になっている生徒を放っておく先生も生徒もいないのに箱根駅伝では放置が基本。

こんなもの、残酷ショー以外の何物でもない。

PR

大学の名を売るための外国人

残酷な箱根駅伝。「繰上スタート」も残酷さのひとつであろう。 往路の鶴見・戸塚中継所で先頭走者から10分遅れたチーム、往路の平塚・小田原中継所と復路すべての中継所で先頭走者から20分遅れたチームは前走者が到着しなくても次の走者を出発させる繰上スタートがなされてしまう。 テレビ放送では「無念の繰上」などと涙を誘う演出をするが、箱根駅伝でタスキを繋ぐことを夢見てがんばってきた選手のことを考えたら、もっと待ってあげればいいのに、残酷な仕打ちとしか思えない。交通規制の時間を長引かせないことを理由としているが、テレビの放送時間の関係もあるのではないのかと勘ぐってしまう。 とにかく繰上にならないために、弱いチームの選手は必死で練習することとなり、またもや身体を酷使することになる。そして実際のコースで練習をしたくなるのは当然だろう。しかし実際のコースを事前に走る試走は安全上の理由から禁止されている。交通規制のされていない箱根の山道を走るのは危険極まりない。

タイトルとURLをコピーしました