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桐島聡はなぜアニメ好きの凶悪犯罪者のように叩かれないのか

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他の飲食店関係者によると、「柳ジョージとか日本人のブルースが好きで、『横浜のブルース系のライブに行っている』とも話していた」という。

めちゃくちゃブルース好きである。柳ジョージと言えば、男臭い歌声で、ギターを奏でるロックシンガー。柳ジョージ&レイニーウッド名義の『雨に泣いてる』がヒットソングだ。

泣きのギターとして知られるカルロス・サンタナについても、熱く語っていたという。桐島聡は60〜70年代のブルースやロックが好きだったのだ。

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そう考えると、桐島聡の偽名である内田洋は内山田洋からきているのかもしれない。内山田洋は、前川清がメインボーカルを務める内山田洋とクール・ファイブのリーダー。『長崎は今日も雨だった』で大ヒットしたムード歌謡の大御所である。なお、桐島聡が関与した間組本社ビル等爆破事件の共犯者・大道寺あや子は、東アジア反日武装戦線の〝狼〟班に属し、コードネームは〝アサカワ〟。これは、ムーディーな歌唱で知られる女性シンガー・浅川マキを好きだったからだとか。

なるほどこれはいつもの感じだと、ブルースファンから反論の声が上がってもおかしくない流れだ。なぜなら、これまで「この凶悪犯罪者はアニメが好きだった」と報道された際には、もれなくオタクたちが「レッテル貼りだ!」と騒ぎたてきたからだ。

例えば、座間9人連続殺害事件の白石隆浩は『ひぐらしのなく頃に』『School Days』『亜人』が好きで、川崎中一殺害事件の船橋龍一は『ラブライブ』の熱烈なファン。少女誘拐監禁の寺内樺風は『涼宮ハルヒの憂鬱』に熱中していたアニメオタクだったと報道されている。そして、いずれの場合にも、オタクは顔を真っ赤にしてその事実に大反発していた。

当たり前だが、犯罪の動機がアニメにあると関連づけているわけではない。今回の桐島聡のブルース好きと同様に、ただ「好きだった」と伝えているにすぎない。

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なぜブルースファンは怒らないのか。それは、怒る理由がないからだ。アニメオタクは良くも悪くも(主に悪くも)妄想がたくましい。ゆえに被害妄想もすごい。それに対し、ブルースファンは心が穏やかだ。たとえ、時限爆弾で爆破させた犯人であろうとも、受け入れてくれる。音楽はみんなに対し、平等に開かれている。

もし仮に、桐島聡がアニメを好きだと報道されていたら……。きっとその報道姿勢に物申すアニメオタクが続出だったはずだ。まあ、桐島聡がアニメを観ているわけもないのだろうが。

 

文/秋ゲルゲ康

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