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日本一の参政党ウォッチャー黒猫ドラネコが語る参政党崩壊の予兆

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参院選で大躍進した陰謀論集団の参政党。選挙中も神谷宗幣代表や候補者のトンデモ発言が批判され、演説には抗議勢力が押しかけて大混乱。結党時から同党をウォッチしてきた黒猫ドラネコ氏に、自身もカルト問題に詳しいライターの藤倉善郎が、躍進の原因と今後を聞いた。

PROFILE:
黒猫ドラネコ(くろねこどらねこ)
九州出身の40代。Webライター、漫画原作者。ネット上のデマや怪しい案件を観察するのが趣味で、スピリチュアルビジネス、偽医学、疑似科学、反ワクチン、陰謀論などを分析した記事を各メディアに寄稿。登録者2万人を超えるメルマガ形式のニュースレターでは潜入ルポなどを定期配信中。
ニュースレター:「トンデモ観察記
X:@kurodoraneko15

PROFILE:
藤倉善郎(ふじくら・よしろう)
1974年生まれ。フリーライター。主にカルト集団の問題を取材し、2020年アメリカ大統領選挙の頃から日本の陰謀論や反ワクチンのデモ、選挙活動なども取材する。やや日刊カルト新聞総裁。
X:@daily_cult

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支持者のトンデモ濃度が上がる

――今回の参院選で、参政党が1議席から14議席へと大きく増やしました。

黒猫ドラネコ(以下、黒猫) 率直に非常に残念だなと。参院ですから、6年間、我々の税金でああいうトンデモ集団の人たちを養うことになる。ただ、参政党のおかげで、新たに政治に関心を持ち選挙に行こうとなった人は増えたのではないでしょうか。その人たちが今後、徐々に参政党はやっぱり違ったって思ってくれたらいいなと思います。そう考えないと、この結果はあまりに救いがない。今は、ふんわりとした人たちが乗っかって支持している状態。今後はおそらく、参政党は延々とトンデモぶりが掘り起こされてサンドバッグになる。叩かれて、離れていく人と残る人に分かれて、残る人は「叩かれている参政党を守らなきゃ!」となって、危険な人の濃度が上がる。それについていけない人が、さらに離れる。この先はそういう展開だと思います。

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――党側も支持者側も、割と元々は他者の悪口を言わない明るいイメージでやってきた印象があるが、参院選では党関係者や支持者の口汚さも見えてきた感がある。

黒猫 今盛り上がっているから気が大きくなって、「殴られっぱなしじゃないよ」と対抗して見せてもいい、というふうにはなっていると思います。

――参政党の演説に抗議の「カウンター」が詰めかけて、あちこちで罵り合いや小競り合いも見られた。

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