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おじさんの家を泊まり歩く“トー横女子”ゆきにゃんインタビュー

インタビュー
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怪しい大人に振り回された上京

――その後、どんな経緯で東京に来られたんですか?

ゆき もともと中学時代から、18になったら東京に行くって決めてたんです。っていうのも、昔からずっと洋服が好きで、『egg』とか大好きだったんですよ。だから109のカリスマ店員にもずっと憧れてて、まだ就職できるかもわからないのに、高校3年の2月には地元を飛び出してました!

――ではすぐに109に面接に?

ゆき それが、怪しい大人に引っかかっちゃったんですよね。地元にいた頃から、週末はたまに東京まで洋服を買いに行ってたんですけど、そのときに小さい芸能事務所の人と出会ってて、「上京したら君の面倒をみたいと思ってるから」と言われてました。で、その人に家探しを手伝ってもらってはじめは用賀駅に住んでましたね。

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――スカウトですか!

ゆき いちおう(笑)。それで事務所にも所属はしてたんですけど、その人から「はじめは仕事が少ないから、知人の焼肉屋で働いたら」って言われて、ふつうにアルバイト生活してました。ちゃんとアメブロは更新しつつも、露出はたまーに呼ばれる深夜番組くらい。いま思えば、単にほかの演者の都合がつかないときの間に合わせ要員という感じだったのかなと。ていよく利用されてたんだと思います。

――いきなり東京の荒波に揉まれたんですね。

ゆき けど、その人が私が上京して半年ほどで亡くなってしまって。まだ40代だったけど、自殺だったって。それを機に焼肉屋のバイトも速攻やめて、すぐに109に面接に行き、無事に合格できました。正直、その期間はやりたいことを存分にできないから鬱っぽくなってて。「私、焼肉屋で働くために東京気たんだっけ」と悩んでたので、きちんと抜け出せてよかったなと。

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――無事に軌道修正できたんですね。109ではどんなショップで働いてたんですか?

ゆき 私が敬愛するココルル(COCOLULU)というブランドに系統がかなり似てたショップに無事に受かりまして、その後も店を転々としつつも109では3年間働き続けました。長年の夢が叶ったわけなので、けっこう真面目に働いていて、気づけば店長に上り詰めたり。SNSにも力を入れてて、「ゆきにゃんさんから服を買いたいです!」っていってくれる中学生やジャニオタの子の声も嬉しくって、やりがいも十分感じられてましたね。

渋谷のカリスマ店長を経た現在

――109はどうして3年間でやめてしまったんですか?

ゆき もちろん、できることなら一生109で働き続けたいって思ってました。ただ、店長になって内情を知ると、経営がけっこうグダグダだったんですよね。3年間いても給料が手取り20万いかないくらいだったし、社会保険なんかも皆無。オーナーに「私っていつ正社員になれますかね?」って聞いても「さぁ~」ってはぐらかされたり。で、私の前の店長だった方にそのことを相談すると、「じつは私も最後2カ月分の給料がもらえてない」とか言い始めて。そんな状況を母に相談したら、『そんないい加減なとこ、もうやめな』って。

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