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朝ドラ『虎に翼』のフェミ演出への違和感

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女性で初めて弁護士や裁判官となった三淵嘉子氏をモデルとするNHK朝ドラ『虎に翼』が4月にスタートした。「女性で初めて」という部分を強調し、ジェンダー問題を描くための物語であることが明らかな本作。露骨なまでの男性=悪の加害者という構図に賛否が巻き起こっている。
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フェミニスト激推しドラマ爆誕

4月スタートしたNHK朝ドラ『虎に翼』が色々な意味で話題です。

もちろん朝ドラは多くの人が観る番組なので、そもそも毎回話題になるものなのですが、今回の『虎に翼』は日本初の女性弁護士の1人で、初の女性判事及び家庭裁判所長になる女性のお話。女性がまだ社会進出していない法曹界で、主人公が、どのように道なき道を切り開いていくのかというテーマが描かれる物語であることが容易に想像がつきます。昨今のジェンダーの議論の盛り上がりを受けて、主人公をジェンダー平等に向けて戦うパイオニアとして描く気満々さが、番組放送開始前から伝わってきており、放送開始した今、全くそのイメージ通りに物語は展開していっています。

そんな『虎に翼』をXで検索すると、「虎に翼反省会」というハッシュタグつきで、毎話終了時に違和感があった描写などを批判的に取り上げるポストが多く見られます。『ちむどんどん』の時もおなじみでした。そんななか「博多大吉『朝ドラ受け』もモヤモヤ、過剰な描写が物議…『虎に翼』ネット批判につながる『4つの危うさ』」と題する記事も公開されることに。

博多大吉「朝ドラ受け」もモヤモヤ、過剰な描写が物議…『虎に翼』ネット批判につながる「4つの危うさ」(木村 隆志) @moneygendai
4月1日にスタートした朝ドラ『虎に翼』(NHK総合)が3週の放送を終えて全容が見えてきた。ここまでの視聴率は、ほぼ近年の朝ドラ並みで、数字としては無難なスタートと言っていいだろう。その背景には、「朝ドラ恒例の子役を使わず、初回から主演の伊藤沙莉を登場させて本題に入った」というプロデュースの妙がある。

その記事によれば、『虎の翼』には早くも辛辣な声が上がってきており、その理由は4つあるとのこと。1つ目は男女分断を招く振り切ったフェミニズム。2つ目は差別や戦いの過剰な描写。3つ目は主人公の人生より女性群像劇と裁判の重視したことによる主人公への感情移入の難しさ。4つ目はそれらの演出が伊藤沙莉頼みなこと。

『虎の翼』に対してだけでなく、この記事に対しても、辛辣な声が上がっています。ドラマ内での男性の醜悪な描き方を疑問視する声を取り上げていることについては、「令和の今もこんな男はウジャウジャいる」といった具合に、現在も男女差別が根強く残ることを実感している人たちにとって、上記の記事は納得のいくものではなく、『虎に翼』というドラマを全面支持するさまが伝わってきます。

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テーマのためだけにセリフや物語がある

ドラマにおいてフェミニズムが描きたいならそれはなんら問題ではないし、その中で差別や戦いの描写があってもいいと思います。女性群像劇もいいと思います。ただ、一つ気になるのは、ジェンダー平等を切り開くというテーマを描くために、三淵嘉子さんをモデルにする猪爪寅子という主人公が、テーマを描くためだけの存在に成り下がってしまっている印象が否めないということです。ただただ男女平等っぽいことを喋らせて、男女差別に抗うっぽい行動を取らせていれば、それ以外の寅子の人間性なんてどうでもいいというような描き方に見えてしまうのです。

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