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音喜多駿インタビュー 高齢者からの反発に怯まず医療費一律3割負担を提言した真意

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音 私たちは右とか左とか関係なく、本当に今必要なやるべきことを子供たちや次の世代のためにやる政党なので、イデオロギーとは関係ないところにいると思います。だからこそ維新は右からも左からも批判されます。ネトウヨだとか弱者切り捨てだとか言われる反面、教育の無償化を提言してやってきていることに対し、財政保守派の方たちから「バラマキ」だと強く批判されます。右からも左からも批判されるというのは誉れだと思っていますね。

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バラマキをやめて現役世代の手取りを増やす

――医療制度改革もそうですが、無駄なバラマキをやめて大事なところにお金を突っ込むというのが維新の会の一番の特徴ですよね。なのにそのように認識されていない現状があります。

音 今回の批判の一つに、窓口負担を一律3割にしてできた財源を別のバラマキに使うだろうというものがあるんですよ。政府はこども家庭庁などを作って、効果があるかどうかわからないバラマキ政策をいろいろやろうとしていますけども、そういうことに追随するために窓口負担を増やせといっているのではないんです。若い世代、現役世代の可処分所得・手取りを増やしたいんです。それが最大の少子化対策だと思っています。社会保険料が高すぎる状況は、今の若者の困難、子供も持てないような経済状態を作り出している。ここを引き下げることがまず重要です。何より少子化対策としても有効ということを申し上げています。

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――医療のバラマキに対して批判しているのに、維新が党をあげて大阪万博を推進しているのはおかしいという批判については?

音 コストが別次元なんです。万博が2000~3000億円なのに対し医療制度は後期高齢者医療が18兆円、全体で45兆円。万博をやめて医療に使えという話ではまったくありません。それに医療が社会保障なのに対し、万博は投資。投資対効果が高いものだからこそ投資をするという決断をしているわけです。その点を丁寧に説明していくしかないと思っています。

批判を恐れず、選挙の票を恐れず、芯を通す維新、そしてその政調会長である音喜多議員。この心意気、是非とも貫いてほしい。そう願わずにはいられない。

 

取材・構成/西牟田靖
撮影/武馬怜子
初出/実話BUNKA超タブー5月号

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