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衆院を見据える蓮舫と自民党と距離を置きたい小池百合子

社会
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「2人は、じつは1993年衆院選の当選同期。意外に話ができる仲で一緒に飲むこともたくさんあった。岸田政権が誕生したとき、小池知事は総裁選で岸田氏を応援しているんだと周辺に話していた。そんな2人は昨年8月以来、2度会っているのだが、ここで密約があった。このところの自民党の選挙も厳しいし、都知事選も小池知事に勝てる自民候補はなかなか見つからない。ここは小池知事と和解して、都知事選には自民独自候補を出さない代わりに、小池知事には他の選挙では自民党を応援してもらう。また岸田首相は東京都の独自政策も支援すると約束した。確かに、それ以降政府と都の対立らしきものがない」

小池知事はこうやって3選へ向け着実に準備を進めていたのだが、自民党の裏金問題のせいで自民党との関係性がむしろマイナスになってしまったという経緯だ。

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また、小池知事の不安材料には学歴詐称疑惑の再燃もある。告示後は、新聞やテレビはスキャンダルは報じないが、反小池陣営はネットなどで徹底的にこの問題をキャンペーンするのは間違いない。小池知事の落選運動を計画している有識者は「ビラ配りなども予定している」と話している。

ただ、事件性について検察OBや弁護士などは大方一致して次のような見方をする。

「告発があってもカイロ大学の証明書の真偽や経緯から立証するのはそう簡単ではない。小池知事も分かっているから、無視して『説明済み』と選挙に臨むだろう。つまり、蓮舫氏や他の候補たちがこの問題を攻めるとすれば、刑事責任ではなく、別の社会的責任とか信頼性といった観点で批判するしかないだろう」(検察OB)

蓮舫氏も「二重国籍問題」がある。スキャンダル合戦だ。

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自作自演だった出馬要請

そんな2人の対決構図は、攻める蓮舫氏に対して、小池知事は乗らずに自分の土俵を維持しようとマウントの取り合い。

蓮舫氏は5月29日に都議会を訪れて複数の会派に支持を訴え、「政治と金、古い政治に決別すると言って8年前に登場した人が、いまや政治と金まみれの自民党に寄り添っている。絶対に許せないと思いました」と小池知事を非難。今都議会の小池知事の所信表明についても「熱がないなあ、と聴いていました」とこき下ろすなど攻勢を強める。

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