立憲といえば、吉田はるみ氏が、
「#レプリコンワクチン に不安を感じる方々の声に、真摯に向き合う#川田龍平 参議院議員からご要望書を頂きました。薬害には誰よりも真剣に、そして敏感でいらっしゃる川田議員の思いを受け取りました。住民に対して十分な情報提供を行い、接種の賛否を自分で判断できるようにすること。国に求めます。」
とX(旧Twitter)でポストしていたが、その要望書では「シェディング」について言及がある。ワクチン界隈で言われている、ワクチン接種者から何らかの毒素が排出され、非接種者の健康を損ねるという現象が「シェディング」であるが、科学的に立証されたわけでもなく、多くの研究者によって否定されている。
政府のワクチン政策に対する疑念だったり、治験データが足りてないのではないかという疑問を抱いたり、副反応に対する不安を抱くのは間違っていないし、おかしなことではないが、「シェディング」について実在するかのような発言をするならば話は違ってくるのではないだろうか。
川田氏は原口氏と共に陰謀論傾向の強い反ワクチン集会に参加したり、「オーガニックな食事で子どもの発達障害の症状が改善できる」とXで発言したり、疑似科学、陰謀論の近いところにいる議員である。川田氏がHIVに感染した経緯を考えると製薬会社不信、政府の医療政策不信みたいなものがあるのだと思うが、さすがにどうだろう。また、川田氏のこういった部分について立憲はどういう認識なのだろう。
また、同ポストには川田氏から渡されたであろう『私たちは売りたくない!〝危ないワクチン〟販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭』という本を持つ吉田氏の画像が添付されていたのだが、この本は反ワク陰謀論者御用達の本であり、その宣伝にも一役かってしまっている。今までの言動から考えると吉田氏自体が反ワクチンであるとは思わないし、要望書内の「シェディング」について判断できる知識が本人やスタッフも含めてなかっただけだとは思うが、反ワク陰謀論者を利する行為になってしまっている。また、このポストがX上で立憲のネガキャンに使われているのだが、そういう隙をつくっていることも含めて脇が甘いと思う。政治家本人が様々な現象を全て把握するのは難しいと思うが、スタッフは把握できてないとダメだと思う。
れいわ新選組の躍進が目立ったがX上では支持者の先鋭化というか、信者的な発言をする支持者が目立つ。山本代表によるTikTokのタイ人女性インフルエンサーの片言動画のパロディ応援動画の顛末を見ると、ネットウケの良さに流れてしまう危険さも感じるし、大石副代表による原口氏提訴に関する発言も事態を把握してのものとは思えず、ノリで発言する傾向が党自体にあるように感じる。以前からポピュリズム政党であって純粋なリベラル・左派政党とは言えないのではないかというのが自分の感想なのだが、それは変わらない。