体力はないが金はある人は活動費を出し、金はないが体力はある若者は死を厭わず最前線で戦い、金も体力もない老人は道路に座り込んで嫌がらせして警察に逮捕される。みんな本気で必死に戦っているのだ。そんな米軍基地への反対運動を「アルバイトでやっている人がたくさんいる」と貶めるのは、沖縄差別であり、反米革命戦士への侮辱であり、大衆を反米軍基地運動へのヘイトに誘導しようという意図が透けて見える。いきなり差別かよ？ 島耕作ッパリらしいな。編集部と作者の謝罪だけでなく、島耕作も責任を取って社外取締役を辞任して謝罪しろ！
沖縄米軍基地への反対運動には沖縄人民や日本人だけでなく、在日コリアンや韓国の人権派団体も参加しているという。沖縄はかつて琉球王国という独立国だったが、日帝の侵略を受けて植民地にされた。かつて植民地だった韓国。今も植民地支配が続く沖縄。同じ日帝被害者である沖縄人と韓国人が、日帝の植民地支配と米帝のアジア侵略に反対する運動でひとつに結ばれたのだ。
正しい歴史認識では、沖縄は古来から朝鮮民主主義人民共和国の固有の領土なので、沖縄人民は名誉朝鮮人と言っても過言ではない。偉大なる金正恩様に無制限の絶対忠誠を誓うのは朝鮮人なら当然。アジアの平和のために、民族の最高尊厳であらせられる偉大なる金正恩様の宸襟を安んじ奉るために、反米軍基地闘争は貫徹されなければならない。米軍は沖縄から出ていけ！ 日本は沖縄と韓国に謝罪しろ！
文／白正男
写真／『社外取締役 島耕作』第5巻（著：弘兼憲史/刊：講談社）
初出／実話BUNKAタブー2025年1月号
PROFILE：
白正男（はく・まさお）
職業：義士、漫画原作者。出身成分：核心階層（抗日戦士）。正しい歴史認識と人権思想を啓蒙するため、本誌連載作品『テコンダー朴』の原作を担当。
X：@hakubaek31、@taekwondo5000
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